- 発行日 :
- 自治体名 : 広島県庄原市
- 広報紙名 : 広報しょうばら 2026年2月号(No.251)
このコーナーは、営農指導員から、農業のちょっとしたコツを、お知らせします。
■野菜作りのワンポイントアドバイス
営農指導員 若山 譲(わかやま ゆずる)
◆効果的な肥料の与え方
野菜は種類によって養分の吸収の方法が違い、(1)生育初期に多く吸収するもの(2)生育期間中にコンスタントに吸収するもの(3)生育後期に多く吸収するもの―の3つのグループに分けられます。
養分を吸収する時期によって、基肥の量、追肥の量、回数が変わってきます。
生産安定や品質保持のためには、野菜の特性に応じた的確な施肥管理が必要です。
▽肥料の効かせ方のタイプ
(1)生育初期に多く吸収するもの(先行逃げ切り型)
主な野菜:ホウレンソウ、小カブ、レタス、サツマイモ、サトイモ※、バレイショ※、コマツナ など
施肥管理のポイント:
・基肥を主体に全層施肥し、後半からは窒素を効かさなくても良い
※サトイモは20~30センチ、50~60センチで土寄せ・施肥する(植え付け時には施肥しない)
※バレイショは植え付け時に全量施肥(溝施肥)する
(2)生育期間中にコンスタントに吸収するもの(コンスタント型)
主な野菜:キュウリ、トマト、ピーマン、ナス、ネギ、セロリ など
施肥管理のポイント:
・基肥には長持ちする緩効性(かんこうせい)肥料を、追肥は少量ずつ回数を多く、肥切れさせないこと
(1)と(2)の中間
主な野菜:キャベツ、ハクサイ、タマネギ、ナガイモ など
施肥管理のポイント:
・基肥主体、やや長持ちする肥料を、生育中期まで肥切れさせず、後半は控えめに
(3)生育後期に多く吸収するもの(尻上がり型)
主な野菜:カボチャ、トウガン、スイカ、シロウリ、ダイコン、ゴボウ など
施肥管理のポイント:
・蔓ぼけ防止のため、基肥は控えめにし、中期から後期にかけて、追肥で生育調整
(2)と(3)の中間
主な野菜:アスパラガス、スイートコーン、イチゴ
施肥管理のポイント:
・基肥は控えめにし、追肥は早めで、肥切れさせないこと
■花作りのワンポイントアドバイス
営農指導員 永奥 啓(ながおく はじめ)
◆春の花卉(かき)作付け準備
1 春植え花卉栽培の特徴
春に植えて初夏から秋にかけて開花・出荷する花卉の種類は、秋植えのものよりも種類が豊富になってきます。
今回は比較的丈夫で栽培しやすく、直売所においても販売しやすい花卉を取り上げています。
種苗の種類が決まったら早めに発注するとともに、畑に堆肥を入れるなど栽培の準備をしておきましょう。
2 主な春植え花き栽培のポイント
(1)アスター
種まきは、ハウスやトンネルで3月下旬から4月にかけて行い、約1カ月後に畑に定植します。
その場合、切り花出荷は7月下旬から8月上旬ごろになります。
(2)カンパニュラ・メディウム
鐘状の花を6月ごろに多数開花する二年草です。種まきは5月ですが、開花は翌年の6~7月になります。
栽培期間がとても長いですが、夏に好まれる花卉です。
(3)小ギク
8月開花の小ギクは、3月下旬から4月上旬に挿し芽をします。
この時期はまだ気温・地温が低いので、ハウスや電熱線などを活用しての育苗が適しています。
(4)グラジオラス
普通栽培では4月から5月にかけて露地に順次植え付け、7~8月に開花します。
茎が倒れて曲がりやすいので、必ずフラワーネットを使います。
(5)ヒマワリ
種まきから開花までの期間が短いものも多く、最短では45日で開花するような品種もあります。
寒い時期に開花させることも可能ですが、早期開花は避けて、無難に6月頃からの開花を狙います。
(6)ベニバナ
基本的に年中栽培できますが、高温期は花が貧弱な姿になるため、高温長日を避けた、4月の種まきで7月上旬までに開花させる栽培が無難です。
問合せ:農業振興課農業振興係
【電話】0824-73-1131
