- 発行日 :
- 自治体名 : 広島県庄原市
- 広報紙名 : 広報しょうばら 2025年7月号(No.244)
皆さんこんにちは!
テゴスのフィールドアドバイザー、佐々木です。
今回は市内でも被害の多いイノシシの水稲被害とその対策について紹介します。
■7・8月は対策の見直しを
7月に入り、稲穂が乳熟期(にゅうじゅくき)を迎えると、水稲被害が増加します。被害が出る前に対策を強化してイノシシ被害を防ぎましょう。
■草刈りで対策効果アップ
イノシシはとても臆病な性格のため、体が丸見えになる開けた場所や、環境の変化を嫌います。田んぼ周辺の草刈りをすると、イノシシが近づきにくくなります。山際から草刈り機を1振り、できれば2振り分の幅で刈りましょう。
■今のうちに柵の点検を
被害の少ないこの時期に柵の点検をおすすめします。外周を回り、突破されている箇所や、草で覆われている箇所がないか確認しましょう。
ワイヤーメッシュ柵では、地面との隙間がないようにしましょう。地際(じぎわ)が弱い箇所はハウスパイプや竹などを這わせて補強してください。グラグラしている場合は、しっかり固定しましょう。
電気柵は、柵が高すぎると、下をくぐって侵入されます。斜面や凸凹した場所は、支柱を追加して一定の高さを保つことが大切です(イノシシの場合、地面から20センチ間隔で2段)。
電圧を確認することもお忘れなく。最低でも4千ボルト以上であれば、効果があります。
問合せ:林業振興課林業振興係
【電話】0824-73-1124