子育て 江田島市こどもの居場所づくり事業助成金 採択団体の取組を紹介(1)

■江田島市こどもの居場所づくり事業助成金
この助成金は、こどもの健やかな成長又は幸せな状態の向上に資するための環境整備を図ることにより、こどもの居場所づくりを推進する活動に対し、交付するものです。
今年度から事業を開始し、当初の募集では5団体から応募申請を受け、いずれの団体も採択されました。

■今年度の採択団体
1.NPO法人ワンシード
2.どろんこ園
3.かぞく家
4.子育てカフェ
5.大柿高校市民サポーター「柿高Fly」

■随時募集
12月12日(金)まで、江田島市こどもの居場所づくり事業助成金に係る随時募集を行っています。交付を希望される団体又は個人の方は、市ホームページに掲載している『募集要項(随時募集)』を確認の上、応募申請を行ってください。
ご不明な点があれば、子育て支援課までご相談ください。

■「こころの居場所」プロジェクト~オハナヴィレッジで育む、安心とつながり~
NPO法人ワンシード代表理事 菊田富さん

▽団体紹介
オハナヴィレッジ「こころの居場所プロジェクト」では、自然の恵みを感じられる古民家(オハナヴィレッジ)を拠点に、こどもたちや地域の人たちが、安心して心をひらける場所を育てています。季節の手しごとや自然の中での遊び、ゆったりとした対話や絵本の時間などを通して、大人もこどもも、ともに心を整え、自分らしくいられる時間を大切にしています。

▽活動の内容
江田島市大柿町にある古民家施設(オハナヴィレッジ)を拠点に、自然に包まれた静かな環境の中で、こどもたちが安心して自分らしく過ごせる“心の居場所”をつくります。こどもたちの健やかな心の成長を支えるとともに、地域全体でこどもたちを見守るあたたかな環境づくりを目指します。
計画しているイベントは、季節の手しごとワークショップ(野草摘みと草木染め、海辺の漂流物でアートづくり、発酵食づくり、しめ縄作り、リース作り)、ガーデンや地域の野菜を使ったごはんの調理と食体験、こころのワーク(こども向けに絵本、人形劇、塗り絵、大人向けにマインドフルネス瞑想、対話会)などがあります。これらのイベントのふり返りから、新たなリクエストに応えていきます。

▽活動への思い
こどもたちが、ありのままの自分でいられる時間や場所を持つこと。それは、心の根っこを育てる大切な土壌だと、私たちは考えています。地域の大人たちもまた、こどもたちとふれ合いながら、学びや癒しを受け取り合えるような、あたたかな循環を目指しています。

▽皆さんに一言
オハナヴィレッジに、是非、遊びに来てください。
一緒に火を囲んだり、ごはんを作ったり、草木で色を染めたり。きっと、あなたの中の「やさしさ」や「わくわく」が再び目を覚まします。

■どろんこスクーレ
どろんこ園代表 黒川奈緒子さん

▽団体紹介
どろんこスクーレは、大柿町大原のどろんこ園(森のようちえん部)の開園日である火・水・木曜日以外の月・金曜日に週1回、どろんこ園や中町のフリースクールとこま舎で、小中学生から大人までが過ごしています。

▽活動内容
『こどもたちのこれからの新しい学びを実践する場所』です。「こどもたちに自主性をもって!と言うのなら、まず、大人もやってみましょう」ということで、自分は何をしたいのか、そのためにどうしたいかを自分で考えて、自分の行動を自主決定する。みんなの対話で進めながら、大人もこどもも育ち合っています。
考える→やってみよう→失敗or成功体験→どう感じたか→次はどうしたいのか。トライ&エラーを繰り返しながら、様々なことに挑戦しています。

▽活動への思い
「これからの学び既存の学校という枠からもう一歩進んでみよう」ということで、スクールの「ル」の次は、五十音順で「レ」なので、スクーレという名前がつきました。

▽皆さんに一言
スクーレってどんなことをしているのか興味のある方は、いつでも見学に来てみてくださいね。お家や学校以外の、もうひとつのみんなの居場所です。