- 発行日 :
- 自治体名 : 山口県長門市
- 広報紙名 : 長門市広報 知っちょこ 令和7年12月号
■合理的配慮から考える、誰もが暮らしやすいまちづくり
「障害者週間」は、障害のある人たちの社会参加を推進し、理解と認識を深める週間です。
障害のある人は、生活のさまざまな場面で不自由を感じることがあります。周囲が理解し配慮することで、自立の幅が広がります。
◆障害のある人への合理的配慮とは?
障害のある人から、「社会的バリアを取り除いてほしい」という意思が伝えられた時に、負担が重すぎない範囲で、その人の障害特性や状況に合わせた必要な対応を行うことをいいます。
◇社会的バリア
障害のある人の事を考えずに作られた社会の仕組みです。
例えば、歩道の段差や車いすの通行を妨げる障害物、タッチパネルのみの操作や音声のみによる案内、障害があることだけを理由に資格や免許を与えない、心ない言葉や視線・無関心などがあります。
◆「あいサポート運動」に取り組みましょう
「あいサポート運動」とは、障害の内容・特性や、障害のある人が困っていること、障害のある人への必要な配慮などを理解し、障害のある人への配慮やちょっとした手助けを行う運動です。
市では、この取組に参加し、庁内研修をはじめ、市内の団体・企業に向けた出前講座などを開催しています。合理的配慮について学ぶ良い機会となりますので、お気軽に申し込みください。
◆合理的配慮の例
A.同じ踏み台を全員に提供しているが、観戦できない人がいる
B.それぞれの人に必要な数の踏み台を提供し、全員が観戦できる
Bの考え方を合理的配慮の基本としています
×次の考え方は避けましょう
・前例がないからできない
・1人だけ特別扱いできない
・もし何かあったら困るからできない
〇このように考えましょう
・違う方法で対応できないか
・工夫して改善できる部分はないか
(※詳細は本紙をご参照ください。)
■きらめき作品展示会・販売会
市内の障害のある人が障害福祉施設や個人などで作成した絵画や手芸品などを集めた作品展示会・販売会を開催します。
12月19日(金)に行う販売会では、市内の就労継続支援事業所などの活動の中で作られた手芸品や野菜などを販売します。当日は、障害のある人が就労経験の一環として、販売を行います。商品の受け渡し方やお金のやり取りまで、実際に自分が作ったものが人の手に渡っていく経験の場となります。ぜひ会場にお越しください。
展示期間:12/8(月)~19(金)8:30~17:15
※土日は除く
※初日は13時から、最終日は13時まで
販売会:12/19(金)10:00~13:00
場所:市役所本庁1階市民ロビー
問合せ:地域福祉課障害者支援班
【電話】23-1243
