くらし 生涯学習推進だより No.320

『大野毛利開作鍋~平生をつくってきた先人の思いをのせて~』

生活改善実行グループ連絡協議会私たち、生活改善実行グループ連絡協議会は、平生町の特産物を生かした商品の開発や郷土料理の研究などを通して、魅力ある地域づくりのために活動しています。
みなさんは「大野毛利開作鍋(おおのもうりかいさくなべ)」をご存知ですか。開作鍋は、江戸時代に平生の開作に関わった人たちのためにふるまわれたとされる鍋料理です。平成になってから、当時の味を再現した「大野毛利開作鍋」が作られました。現在では「平生開作鍋」や「ひらお鍋」としても親しまれ、受け継がれています。具材には、平生町の山の幸(里いも、しいたけ、さつまいもなど)や海の幸(いりこ、いか、むきエビなど)がたっぷり使われており、郷土の恵みを一度に味わうことができます。
私たちは、この大野毛利開作鍋のことを、平生町のみなさんにもっと知っていただき、これからもずっと受け継いでいきたいと考えています。
そこで、11月15日に行われた産業まつりで出店しました。また、12月5日に佐賀小学校で行われた持久走大会で、児童や保護者、地域の方々に開作鍋を提供しました。
食べた方からは「だしが効いていて美味しい」「開作鍋という名前を初めて聞きました」「こんなに美味しいものを、当時の人たちが食べていたなんて、うらやましい」といった声が聞かれ、平生の特産品をふんだんに使った開作鍋は大盛況でした。
これからも、地元の食材を使った料理や、地域に伝わる伝統料理を子どもたちや地域のみなさんに伝え続けていきたいと思います。レシピを参考に、ぜひご家庭でも作ってみてください。

◆大野毛利開作鍋を作ってみよう!
▽材料 5人分
[A]鶏もも肉ミンチ…130g
[A]卵…1/3個
[A]ショウガのしぼり汁…大さじ1/2
[A]白みそ…大さじ1
[A]片栗粉…大さじ1/2
里いも…200g
さつまいも…200g
白菜…200g
大根…150g
にんじん…100g
ごぼう…100g
ねぎ…1本
干ししいたけ…2枚
いりこ…5本
だしの素…1袋
日本酒…50ml
油揚げ…1/4枚
いか…3枚
むきエビ…25尾
みそ…80g
小口切りねぎ…10g
しめじ…1/2
パックえのき…1/2パック
白玉団子…15個
水…750ml

◆作り方
1.大根、にんじん、里いも、さつまいもは皮をむき、一口大の乱切りにする。ごぼうは太めのささがき、白菜は食べやすい大きさ、ねぎは5cmの長さに切る。
2.[A]の材料を混ぜ合わせてよく練り、団子状に丸めておく。
3.干ししいたけを水で戻す。
4.鍋に水といりこを入れ、だしを取る。沸騰後10分程度煮出し、いりこを取り出す。
5.沸騰している鍋の中に、[1][2][3]と干ししいたけの戻し汁を入れて、柔らかくなるまで煮る。
6.いかとむきエビを入れてさらに煮る。
7.みそ、だしの素、日本酒を入れて味をととのえる。
8.白玉団子と小口切りねぎを入れたお椀に盛り付けて完成。