- 発行日 :
- 自治体名 : 山口県平生町
- 広報紙名 : 広報ひらお 令和7年(2025年)5月号 No.1357
昨年1月1日に発生した能登半島地震をはじめとする大災害時において、トイレの利用が大きな課題となっています。その中で、平生町では、山口県内の自治体では初となるトイレトラック導入をいち早く決定し、今年の7月には移動可能で個室の洋式トイレ5室(内1室は電動リフト付き多機能トイレ)を備えたトイレトラックを導入します。さらに今回は、一般社団法人 助けあいジャパンによる「災害派遣トイレネットワークプロジェクト みんな元気になるトイレ」に加盟し、加盟自治体が相互に支援し合い、災害時のトイレ不足を解消する仕組みに参加いたします。この仕組みに参加することにより本町を含めトイレトラックを導入している市町からトイレ車両の支援を受けることが可能となり、災害時においても清潔なトイレが利用できるようになります。
また、平時には、町内の各種イベントや防災訓練等にトイレトラックの展示を行い、町民の皆様に実際に見て、触れていただき、トイレトラックの使用法とその有用性について理解促進を図る予定です。南海トラフ地震は、今後30年間における発生確率が80%と言われています。
巨大地震が発生した場合にも、ご自身の命を守り、生き延びるためにも、ご自宅の耐震対策(耐震ブレーカーの設置や家具の配置、転倒、落下防止措置等を含む)や携帯トイレを含めた備蓄品の準備を進めていただければと思います。(各家庭の携帯トイレの備蓄目安は、ご家族の人数×35個(一人当たり1日5個×7日間))
現在、トイレトラック導入において、導入資金の一部(目標金額:800万円)調達のため5月31日までクラウドファンディングを実施しています。クラウドファンディング専用サイト(レディーフォー)からのご支援をお願いしておりますが、総務課窓口での現金寄付にも対応しております。山口県内では初となる本事業にご理解をいただき、皆様の温かいご支援、ご協力をよろしくお願いいたします。
問合せ:町役場総務課 地域安全班
【電話】56-7111