健康 こんにちは保健師です

『家庭血圧測定のすすめ』

高血圧は、「沈黙の殺人者」といわれています。それは、普段は症状がなく、脳卒中や心筋梗塞・心不全・腎不全等、生命にかかわる障害が出てから初めて症状が出ることが多いからです。
家庭で血圧を測ったことのない人の中には実際には高血圧の人が多く潜んでいると考えられ、これを放置しておくのは大変危険です。まずは、正しい方法で家庭で血圧を測る習慣をつけましょう。

・椅子に深く腰掛けリラックス。椅子に座って1~2分経ってから測定しましょう。測定中の会話は避けましょう。
・カフは素肌に巻き付けた方がよいですが、薄手のシャツ1枚なら着たまま測定してもよいです。
・カフと心臓が同じ高さで測定する。カフは肘にかからないように注意する。

Q.どんな血圧計を使ったらいいの?
A.上腕で測定できるものをおすすめします。手首で測るものは、使い方は簡単ですが、上の図のように上腕で測定する方が正確な測定値がわかります。

Q.血圧は、いつ測ったらいいの?
A.1日2回(朝・夜)測定しましょう。朝は、起床後1時間以内、排尿後、薬を飲む前に測定しましょう。夜は、入浴や飲酒の直後は避け、寝る直前に測定しましょう。

◆血圧を測ったらぜひ記録しよう!
記録することで、長期的な血圧値の変動がわかります。医師に相談する際にも役立ちます。自分が使いやすい手帳やアプリ等を使って記録しましょう。また、町保健センターには血圧手帳を設置しています。ぜひご活用ください。

参考:高血圧治療ガイドライン2019

問合せ:町保健センター
【電話】56-7141