健康 高血圧について知ろう!(6)~高血圧が続くと血管が傷つく理由~

心臓から出た血管(大動脈)は枝分かれし、徐々に細くなっていき、『細動脈』を経て毛細血管となります。細動脈は伝わる血圧を感知し、血圧が上がれば収縮し、血圧が下がれば拡張する性質を持っています。激しい運動をすると、著しい血圧上昇が起こりますが、こうした一時的な血圧上昇によってただちに臓器障害や自覚症状が出るわけではありません。しかし、血圧が高い状態が続くと、細動脈は常に収縮していることになり、細動脈の壁が厚くなっていきます。そして、動脈硬化が進み、血管が破れたり、詰まったりすることで脳や心臓、腎臓の病気を引き起こす原因になります。「いつも血圧が高い!」という方は、血圧を下げて血管を楽にしてあげませんか?