しごと Marugame Movemakers まるがめでかつやくするひと vol.7

「偶然の出会いが生まれる場所をつくりたい」―そう語るのは、株式会社HYAKUSHO代表の湯川致光さん。湯川さんは、市から都市再生推進法人の認定を受け、空き家を活用したイベントや情報発信などを通じて、人と人がつながるまちなか再生に挑んでいます。
「まちづくりはすぐに結果が出るものじゃない。10年くらいかけてようやく変化が見えてくる。だからこそ、今の一歩を大切にしたいんです」。その言葉には、地域を長期的に育てる覚悟が込められています。
その一歩として、10月と11月に「未来の日常生活」をテーマに、海沿いの景色が美しいみなと公園、再整備が進むマルタス周辺、登録有形文化財・旧重元果物店の3か所を回遊する社会実験イベントを開催。湯川さんも構成員を務める、「まるがめまちなか再生エリアプラットフォーム」が企画しました。(詳しくは本誌P18)。
「普段は通り過ぎる場所を歩いてみると、こんな景色があるんだって気づける。そんな発見をきっかけに、人と人がつながっていく。それがまちをもっと面白くすると思うんです」。
4日間で約400人が参加し、まちの新しい魅力を見つける声が多く聞かれました。「これからも多様な人たちと一緒に、まちの可能性を広げていきたい」―その思いを胸に、湯川さんの挑戦は続いています。

《Profile》
湯川 致光(ゆかわよしあき)さん
株式会社HYAKUSHO 代表取締役

神奈川県庁、香川県庁、高松空港株式会社を経て、令和元年に株式会社HYAKUSHOを設立。地域の未来をデザインする「パブリック・ディレクター」として活動中。また、瀬戸内海で鯖の養殖や水産物の卸売事業を行う、“海を休ませる”水産商社・株式会社塩飽Fisheriesの取締役も務める。趣味はテニス、ゴルフ、乗馬、読書。