くらし 6月は愛媛県防災対策強調月間”避難”のすすめ(2)

2.避難のしかたにもいろいろ…
◇在宅避難
ライフラインなどが寸断されていても、自宅にいることで直接的な安全が確保できる場合は、指定避難所へ行く必要はありません。ブレーカーやガス栓に注意しながら、突発的な被害に対応できる動線を確保しましょう。

◇分散避難
指定避難所以外に避難することであり、在宅避難もこの一種です。安全な地域の親戚・知人宅、宿泊施設で過ごすことで、心理的負担の軽減やプライバシー確保につながります。
[POINT]車中泊について
車中泊も分散避難の一種ですが、災害の状況によっては推奨されない場合があります。エコノミークラス症候群に気をつけ、2時間おきに外に出たり、こまめな水分補給や換気を行ってください。

〔ペット避難について〕
大切な家族であるペットとは可能な限り一緒に避難することが勧められています。ただし避難所では、他の避難者に配慮し、屋外や車内で対応しなければならない場合もあります。そのためにもケージの用意や、しつけなど日頃から同行避難できるような備えをお願いします。

◇「避難場所」と「避難所」
市が指定する避難先の種類は2種類あります。近くの避難先がどちらに指定されているか、確認しておきましょう。
・避難場所…災害の危険が迫ったときに、まず命を守るために緊急で避難する広い場所。備蓄などは用意されていない場合が多く、「緊急の」避難先です。
・避難所…災害によって自宅に住めなくなった人や、被害を受ける可能性が高い人が、一定期間生活するための場所。寝泊まりや生活ができるように、建物(学校の体育館、公民館など)に設けられます。

■”避難”を計画する
ー災害時に、いつ何をするのか決めておこうー

◇マイタイムラインの活用
マイタイムラインとは、災害発生時に個人や家族が取るべき行動を時系列で整理した防災行動計画です。
特に台風や洪水など、風水害の被害の際に有用です。落ち着いた行動ができるよう、あらかじめ決めておきましょう。マイタイムラインは今治市公式LINEから作ることができます。
※今治市公式LINE友だち登録はこちら(本紙二次元コード参照)
(1)防災を押す
(2)SINマイタイムラインを押す
(3)風水害編、地震・津波編の2種類があります。まずは気になるタイムラインから作ってみましょう!
※防災マップでは(土砂災害や洪水時の警戒区域など)を確認することができます。

この段階をもとに、いつ何をするか、どこへ避難するか、ご家庭の状況に合わせた具体的な計画・シミュレーションをしてください。
〔いつ〕
・台風の予報が出たら
・警報が出たら
・緊急速報メールを受信したら
〔なにを〕
・家族の状況を確認
・どう避難するかをチェック
・家族が常用している薬を用意