くらし 今治市中心市街地グランドデザイン

■“まちの顔”の未来を描く「中心市街地グランドデザイン」始動
ー今治の活力を未来へつなぐ「コンパクト・プラス・ネットワーク」のまちづくりー
人口減少や少子高齢化といった課題に向き合いながら、これからも暮らしやすく、まちの活力を維持・向上するために、「コンパクト・プラス・ネットワーク」という考え方にもとづいたまちづくりを進めています。これは、病院や買い物、学校、公共交通などが身近にそろった便利で安心なまちを、コンパクトに形づくっていく取り組みです。特に市の中心部では、使われていない土地を有効に活用したり、古くなった公共施設を集約・再編したりすることで、災害に強く、誰もが安心して暮らせるまちを目指しています。

[現在の市街地]
市街地が平たく分布
→密度が低いところが増えると…「市街地が全面的に希薄に」
→コンパクトに集約「基幹的な公共交通に沿って便利なまちに」

◇「これからのまちのかたち」を、皆で描き、ともに進める
令和4年度に「中心市街地まちづくり構想」をつくり、これをもとに市民の皆さんや関係者と話し合いを重ねてきました。その成果として、公共施設や道路、公園などの整備と、地域の皆さんによる活動や民間の開発が一体となって進んでいくよう、この7月に「中心市街地グランドデザイン」をまとめました。このグランドデザインは、まちの未来を、行政だけでなく、地域や企業、団体、そして市民の皆さんと共に描き、手を取り合って、まちづくりを進めていくための“まちの将来像”です。
◎関係者ヒアリング他 令和4年度
地域で活動されている方々とまちの将来像に関する議論をスタート
◎協議会(デザイン会議・部会) 令和5~6年度
計画策定に向けた体制構築
◎まちづくり市民会議(エリア別・中心市街地全体) 令和6年度
・エリアごとの議論を深化
・計画内容を広く市民と共有、意見交換

《今治市中心市街地グランドデザイン》
◇中心市街地まちづくりのコンセプト
ーつながる みなと・まち・いまばりー
本市の中心市街地が目指す将来のまちの姿について、地域文化、現状と課題、上位計画での議論、都市再生の潮流を踏まえて、コンセプトを設定しました。
素晴らしい地域資源、地域文化に恵まれている今治の中心市街地では、さまざまな住民、企業、行政の協働によって個々の価値を磨くとともに、それらがひとつながりの魅力として、地域住民に愛され、国内、海外に発信されていくことが大切です。
コンセプトには、海、港からはじまった今治で、新しいひとつながりの魅力をつくっていくという思いが示されています。

◇実現するための具体的な6つの基本的な考え方
01.今治らしく、多世代が暮らしやすい中心市街地の再生
02.公共施設の再編・既存ストックの活用による都市の魅力の創出
03.交通機能の再編・新モビリティの導入による回遊性の向上
04.官民連携・エリアマネジメントの推進による持続可能な体制づくり
05.地域文化を活かした観光・交流の場の創出
06.安心・安全な環境づくりと自然・災害との共生

◇将来ビジョン(案)
※詳しくは、本紙またはPDF版を参照してください。
※施策案とイメージは、中心市街地地区の目指すべき姿を表したものであり、取り組みの方向性を示すものです。今後、関係者との協議・調整により変更となる可能性があります。