くらし 特集 踏み出す、一歩 -市政方針-

■5期目のスタート
無投票で5期目の当選を果たした大城市長。4月24日には、堂々とした歩みで初登庁しました。就任式では、「人口減少や災害に強いまちづくりなど課題は山積しているが、5期目は特に『人づくり』に力を入れていきたい。人が変わればまちが変わる。まずは職員一人ひとりの日々の行動から意識してほしい。」と訓示を述べました。
今回の特集では、八幡浜市政では史上初となる5期目の市政運営に向けた大城市長の想いとこれからのまちづくりに期待する市民の声をお伝えします。

○八幡浜市長 大城 一郎
昭和40年3月生まれ。60歳。岡山商科大学卒業後に八幡浜に帰り、家業の製材業に従事。平成15年に八幡浜市議会議員選挙に立候補し初当選を果たし、平成21年まで議員を務める。平成21年に八幡浜市長に就任し、現在5期目。
座右の銘は「情けは人のためならず」。
毎朝の日課はヨガ。

■市民が誇れるまちを目指して 5期目の「想い」
○身が引き締まる思い
無投票当選という形になりましたが、この結果は4期16年間の市政運営、行政に対して市民の皆さんが評価してくださった結果だと思います。それは私一人ではできなかったことであり、皆さんと一緒になって作り上げるという気持ちを大切にしてきたからです。より一層身が引き締まる思いを感じています。

○これまでの4期を振り返って
「市民の声を市政に反映させる」ことを目標に、皆さんとまちづくりの推進に努めてきました。
医療・福祉の充実では、市立八幡浜総合病院の建て替えや愛媛大学と連携したサテライトセンターの開設などを行ってきました。今後も医師・看護師不足への対策、高度医療の維持確保に努めていきます。
にぎわいの創出では、八幡浜みなっとの整備により市の交流人口は大幅に増加しました。さらに、皆さんとともに作り上げた市民ミュージカルでは、シビックプライドが育まれ、着実にその芽が成長していると感じています。また、フェリーターミナルが供用開始したのに続き、八幡浜道路が開通し、市内中心部の渋滞緩和と交通アクセスが飛躍的に向上しました。
産業の振興としては、魚市場の整備やダルメインWorldマーマレードアワードandフェスティバルin Japanの誘致、さらに、今や県内7年連続1位となった「ふるさと納税」は30億円を超えました。
また、4期目の市政がスタートした令和3年は新型コロナウイルス感染拡大の真っ只中でした。市民の皆さんのかけがえのない命と安心な暮らし、疲弊する地域経済をしっかりと支え、アフターコロナを見据えた政策を加速させるよう努めました。

○6つのプロジェクト
コロナ禍を乗り越え50年先を見据えた「わくわくする八幡浜」の実現に向け、「八幡浜港みらいプロジェクト」、「四国電力跡地プロジェクト」、「無電柱化プロジェクト」、「世界マーマレード大会プロジェクト」、「愛宕山プロジェクト」の5つのプロジェクトに取り組み、一歩一歩着実に進んでいるところです。
今後は、中学校の統合により閉校となった校舎等を有効活用する新たな6つ目の「愛宕中・松柏中跡地プロジェクト」を加え、引き続き、進取的行政を推進していきます。
その他、防災・減災対策、少子化・人口減少対策、DXの推進、脱炭素社会の実現など、課題は多岐にわたりますが、八幡浜の強みや八幡浜らしさ、そして、市民力の高さを最大限活かしながら、持続可能なまちづくりを進めていきたいと考えています。