くらし 特集 暮らしを支えるお金の使い道 ー令和6年度決算報告ー(1)

皆さんは自分の納めた税金がどのように使われているか知っていますか。
市の財政は今、どのような状況にあるのでしょうか。
本市の令和6年度の財政状況は、歳入(市に1年間で入ってきたお金)では、ふるさと納税のご寄附により、増加しました。また、歳出(使ったお金)では「物価高騰対策」や「やわたはま生活応援商品券事業」、「保育所等・学校給食食材価格高騰対策支援事業」など、国や県と連携し、市独自の必要な支援を実施しました。
今月の特集では、市の財政状況を分かりやすくお届けします。私たちのまちの「お金の流れ」を知ることは、八幡浜の今を知り、未来を考える一歩です。ぜひ、この機会に一緒に市の財政について考えてみましょう。

■令和6年度 決算報告
令和6年度決算の概要
教育や福祉、道路や公園の整備など市の基本的な行政サービスに関する収支を管理しているのが一般会計です。令和6年度の一般会計の決算額は、歳入が247億4,058万円、歳出が239億7,221万円でした。
歳入決算額から歳出決算額を差し引くと7億6,837万円となり、このうち、令和7年度に繰り越した事業に充てる財源5億6,175万円を除いた2億662万円が実質的な黒字額となります。

◆歳入

市税や寄附金などの「自主財源」より、地方交付税や補助金などの「依存財源」の割合が大きいんだね。

■八幡浜市ふるさと納税の推移(R3~R6)

※ふるさと納税寄附金は上の円グラフの「その他」に含まれます。

1人当たりに使われたお金 約80万円
1世帯当たりに使われたお金 約156万円

◆歳出

・民生費…65億7,078万円
障がい者や高齢者に対する福祉や子育て環境の充実など
・総務費…41億2,443万円
市の内部管理や総括的事務など
・衛生費…29億1,532万円
保健や医療、環境対策など
・教育費…26億2,733万円
学校教育や生涯学習の充実、芸術・文化・スポーツ振興など
・その他…1億7,943万円
・災害復旧費…1億5,309万円
・商工費…4億7,991万円
商工業や観光の振興、経済対策など
・消防費…7億5,591万円
消防や救急、防災対策など
・農林水産業費…12億5,392万円
農林水産業の振興など
・土木費…23億2,863万円
道路・港湾などの整備
・公債費…25億8,346万円
借入金の返済

福祉や子育て環境の充実に使われたお金が一番多かったんだね。

▽令和6年度の主な事業(抜粋)
令和6年度は、四国電力跡地プロジェクトによる企業誘致をはじめ、「松蔭地区公民館建設事業」、「合葬式納骨施設建設事業」、「ゆめみかん大規模改修事業」、「生活バス路線維持確保対策事業」などを実施しました。また、自然災害などで被害を受けた農業用施設や道路橋梁などの完全復旧に向けて全力で取り組みました。

問合せ:財政課
【電話】22-3111(内線1532)