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イーガ-ビーバー:「熱心ながんばりやさん」

■子どもの感性を育む詩集を発行
小さなひとみの会

子どもの豊かな感性でつむいだ詩を紹介する児童詩集「小さなひとみ」。年2回発行し、公民館やハタダ各店舗などで配布しています。2000年の創刊から今年で25年目。長年にわたり、小学生の表現力を磨き合う「広場」として、大きな役割を果たしてきました。
株式会社ハタダの畑田雅敏相談役が「新居浜で創業し、お世話になってきた皆さんに恩返ししたい」と発案。「子どもには大人が忘れてしまった純粋な感動がある。そんな大切な感動を詩集に託したいと思ったんです」と当時を振り返ります。
選定委員は代々、定年退職した教員に依頼。現在は5人の委員が作品と向き合っています。寄せられた詩を読み、着眼点や言葉選びに心を揺さぶられることもしばしば。子どもに自信を持ってもらいたいと、詩評では必ず作品の良かった点を紹介します。田英治さんは「子どもには表現する喜びを感じてほしい。できれば詩だけじゃなく、いろんなところで表現しようという気持ちになってくれたらうれしい」と目を細めます。
来年2月には25周年記念号(90号)を発行する予定。畑田相談役は「これからも長く続けていきたい。そのためにも、この活動を広く知ってもらえれば」と力を込めました。