- 発行日 :
- 自治体名 : 愛媛県東温市
- 広報紙名 : 広報とうおん 令和7年12月1日号 vol.254
■訓練での「気付き」が地域を強くする
市総合防災訓練に参加した皆さんに、お伺いしました。
●志津川南区自主防災会
会長 岡本 隆(たかし)さん
▽住民同士で話す機会に
若い人を中心に、小学生から大人までが協力して避難所用のテントやトイレを組み立てました。訓練中には、住民同士で志津川南区の防災の課題について話したり、「次はこうしたらいいよね」と提案をいただいたりと、非常に実りの多い訓練となりました。
●消防団女性部の皆さん
▽繰り返すことが大切
避難してきた怪我人の応急手当の補助などを行いました。私たちは毎年訓練に参加していますが、参加する度に新たな課題が見つかります。一度きりの訓練で終わらせずに、反省点を次に活かして訓練を繰り返すことが大切だと思います。
●認定NPO法人 えひめイヌ・ネコの会
代表 高岸 ちはりさん
▽大切なペットの命を守るために
避難所の外で、ペットの同行避難※の受付シミュレーションや飼い主に必要な備えの説明を行いました。
災害時は、行政を含め全ての人が被災者です。ペットの同行避難の対応も行政任せではなく、各避難所が主体的に運営していかなければなりません。また、飼い主はペット用避難グッズの準備やノミ・ダニ駆除、ワクチン接種、狂犬病予防注射など、平常時からきちんと済ませておく必要があります。
今回の訓練をきっかけに、地域の皆さんや飼い主は、平常時からペットの避難について考えていただければと思います。
※ペットの同行避難…災害時に飼い主が飼育しているペットを同行し、避難所まで安全に避難すること。
■後悔しないよう 今、できる備えを
避けられない大災害。しかし、私たちは「備え」ることで、被害を最小限に抑えることができる。水や食料品の備蓄、家具の固定、家族との話し合い、地域の防災訓練への参加、近所の人との関係性づくりなど、どれも命を守るための大切な一歩だ。「ここ数年、東温市では大きな地震はないし、大丈夫だろう」、「津波が来ないから心配ない」こうした心の隙を突くように、大災害は突然やってくる。そのときになって後悔しないよう、今、この瞬間からできることを始めよう。
・まずは防災マップを確認
■防災行政無線、聞こえますか?
●とうおんアプリで聞くことができます。
▽とうおんアプリでできること[防災特化アプリ]
・防災行政無線の音声を聞く。
・市からの緊急情報を受け取る。
・市の防災マップを確認する。
・災害時に役立つリンク集を確認する。
■1週間生き延びられますか?
●2種類の非常用持出袋を用意しましょう。
(1)地震による建物倒壊や火災で、家からすぐ逃げるときに持ち出すための「3日分」
(2)救援物資が届くまで、家や避難所で生活するための「1週間分」
●ローリングストック方式で備蓄しましょう。
備蓄は、普段食べている食品の「買い置き」から始めましょう。保存性が高くて美味しいもの(レトルト食品や缶詰など)を選び、賞味期限が近いものから計画的に使い、消費した分を買い足すようにしましょう。
■家具等の固定器具、感震ブレーカーの購入費を補助します
補助対象機器:
(1)家具等固定器具
つっぱり棒タイプ、ベルトタイプ、耐震マットタイプ、戸棚等開閉防止ストッパー、キャスターストッパー、飛散防止フィルムなど
(2)感震ブレーカー
地震を感知すると自動的にブレーカーを落として電気を止める機器
補助金額:家具等固定器具と感震ブレーカーそれぞれの購入及び設置費用の4分の3
※ただし、補助上限額は以下のとおりです。
(1)家具等固定器具…上限15,000円
(2)感震ブレーカー…上限15,000円
1世帯当たりの上限…30,000円
申請期限:令和8年3月16日(月)まで
申請方法など詳しくは右記二次元コードから市HPをご確認ください。
※二次元コードは本紙をご覧ください。
問合せ:危機管理課
【電話】964-4483︎
