くらし [PICK UP]山之内のこいのぼり

■春の空へ、悠々と
地域と世代を超えて新しい絆が生まれる

平成7年から山之内地区で始めたこいのぼりのかけ渡しが、今年も除ケの堰堤(えんてい)と神子野グラウンドで行われました。かけ渡し作業には「地域を盛り上げたい」という思いを胸に、地域内外から多くの人が参加しました。また、今年は、地域活動に力を入れる東温高等学校から、有志の生徒が参加。2年生の隅田悠斗(ゆうと)さんは「教室に貼られていたポスターを見て、興味を持って参加しました。こいのぼりが想像以上に大きくて、風になびく姿は迫力がありました。作業後、地元の人が振る舞ってくれた猪肉が美味しくて感動しました」と笑顔で話しました。また、3年生の松本香穂(かほ)さんは「地域活性化に関心があり、ボランティア活動を探していたところ、この行事を知って参加しました。作業をしていると、地域の人たちの熱意やこの行事にかける思いが伝わってきて、『私も自発的に行動しよう』という思いで取り組むことができました」と、地域の思いに刺激を受けたことを話してくれました。世代や立場を超えて一つの目標に向かって協力することで、未来を担う若い世代へ、ともに取り組むことの素晴らしさが伝わりました。