- 発行日 :
- 自治体名 : 愛媛県久万高原町
- 広報紙名 : 広報久万高原 2025年12月号
■山の巨大カタツムリ アワマイマイ
11月まで開催していた特別展「絶滅危惧」では、生きた昆虫の他にドロアワモチなどの軟体動物も飼育展示していました。今回はその中から町内でも見られるアワマイマイを紹介したいと思います。
この種類は日本最大のカタツムリ(マイマイ属)で、殻の直径は最大で6cm以上。身近に見られるセトウチマイマイの倍近いサイズです。大きさのほかに、殻や体の色が暗いことも特徴です。主に標高の高い森林に生息しますが、個体数が少ない上に夜行性のため、滅多に見つかりません。カタツムリは種ごとに生息場所が違い、本種は地面付近に生息します。春から秋の雨の夜に、ブナなどの広葉樹が生える林の足元に注意して歩くと見つかるかもしれません。
カタツムリやナメクジなどの陸貝は、動物や翅のある昆虫と比べ移動する能力が弱いです。そのため地域ごとの固有種も少なくありません。細長い殻が特徴的なキセルガイや貝殻にふたのあるヤマタニシなどさまざまな仲間がいますので、どんな形の陸貝がいるか気にしてみてください。(安田)
▽学芸員のつぶやき
飼育展示しているアワマイマイは面河地区の住民の庭で見つかったものです。11月上旬には産卵もしました。もしかすると、ご自宅の庭や学校の落ち葉の下で越冬しているかも。
問合せ:面河山岳博物館
【電話】58‒2130【HP】http://www.kumakogen.jp/site/omogo-sangaku/
