文化 【ふるさと魅力発信】久万高原町教育委員会(美川支所)

■発掘調査に携わった高岡忠義さん -林 智美さんからの聞き書き-
前回ご紹介した田中盛重さんに聞き取りをした際に、当時のスタッフの一人に、高岡忠義さん(故人)がおられたことを教えていただきました。
高岡さんは、上黒岩岩陰遺跡が発見された頃、田中さんと共に教育委員会に勤務していました。発掘現場にもよく出ていたため数多くの写真に写っています。また、高岡さん自身が撮影したと思われる写真も残っています。
その高岡さんの娘さんが人形作家の林 智美さんです。GW中にまちなか交流館で林さんの作品展が開催されていたので訪ねてみました。
今回の作品展のテーマは「昭和の山村の暮らし」。大勢の人々が楽しそうに盆踊りをしている大作がありました。この作品について解説していただいたのですが、踊りの輪の中心にあるやぐらで太鼓をたたいている人物が、林さんの父である高岡さんとのことでした。私の印象では、スーツを着こなして、キチッとしている写真を多く見ていたので、このような高岡さんを見るのはとても新鮮でした。(遠部)

▽学芸員のつぶやき
人によって見方が違うことを人形たちから教えてもらったような気がします。7/9~7/19は休館し、7/20は考古館無料開放デーで林 智美さんによるワークショップを行います。

問合せ:久万高原町教育委員会(美川支所)
【電話】56‒0211