くらし 消費者力アップ通信

■高齢者に多いテレビショッピングに関するトラブル
◇相談事例
事例(1)
高齢の母がテレビショッピングでマッサージ器を購入したが、叩く力が強いので、返品を申し出たところ、一度電源を入れた商品の返品に応じてもらえなかった。

事例(2)
認知症の母がテレビショッピングで次々と健康食品を注文してしまう。母からの注文は受け付けないように依頼することはできるか。

◇アドバイス
〇テレビショッピングは基本的に通信販売に当たるため、クーリングオフは適用されません。代わりに返品・交換に関する返品特約というルールがあります。申し込み前に必ず返品特約を確認しましょう。返品特約が定められていない場合は、商品を受け取った日から数えて8日以内であれば、送料を消費者負担で返品できます。
〇判断力が低下した高齢者が、次々購入してしまい支払いが滞るなど、本人での対処が困難な場合は、家族などから業者に事情を説明し、今後の注文の取り扱いについても相談しましょう。

■相談窓口
消費者ホットライン【電話】188(いやや)
平日の8時30分～17時15分は商工観光課内消費生活相談窓口に、土・日曜日、祝日の10時～12時、13時～16時は国民生活センターにつながります。