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■国際交流員 シュテファン・アイヒンガー Stefan Eichinger

心に残る徳島の旅

10月に2日間かけて徳島県を旅行しました。特に印象的だったのは1日目の藍染め体験です。徳島は古くから藍の産地として知られています。体験では無地の布にビー玉を並べて輪ゴムで包み、染料に浸して染め上げます。完成したのは藍色と白の美しいスカーフ。すてきに仕上がり、大のお気に入りです。そして何より心に残ったのは、案内をしてくれた地元の人たちの郷土愛。藍染めの服を着て、楽しそうに自分たちの文化を伝える姿に、地域の伝統を誇りに思う気持ちが伝わってきました。
2日目は名頃地区にある「かかしの里」へ向かいました。人口減少が進む中、住民の一人がまちの人々に似せたかかしを作り続けたことで、テレビやSNSで世界的に知られるようになった集落です。私もドイツにいた頃、テレビでこの地域を知り、いつか訪れたいと思っていました。集落を訪ねるとあちこちに等身大のかかしが並び、農作業をしていたり、井戸端会議をしていたりと、ユーモアあふれる姿で出迎えてくれます。実際に見ることができて感動しました。その一方で、住民よりも人形の数の方が多くなってしまった光景に、地域が抱える過疎の課題についても考えさせられました。
この旅を通して、日本の地方には魅力的な場所がたくさんあるのだと改めて感じました。いろいろな地域を訪れ、まだ知らない日本の文化に触れていきたいです。