- 発行日 :
- 自治体名 : 愛媛県内子町
- 広報紙名 : 広報uchiko 2025年5月号
■いつまでも守りたい、ふるさとの桜景色
六日市自治会、廿日市自治会の皆さん
六日市自治会は「郷之谷川のしだれ桜」周辺をきれいにする活動を10年続けています。土手の草刈りや道沿いの清掃などを行っていて、4年前からは廿日市自治会も一緒に作業するようになりました。中心メンバーの植木孝英(たかひで)さんは「土手は急斜面で距離も150メートルと長い。年配者が多く草刈りは体にこたえるが、年4回の清掃には大勢が参加してくれる。気持ちのいい景観はみんなの協力のたまもの」と顔をほころばせます。
春には20本のしだれ桜が谷川を囲むように咲き誇り、写真を撮る家族連れや散策する人など、町内外から多くの人でにぎわいます。六日市自治会長の米田陽子(ようこ)さんは「この桜景色が誰かのすてきな思い出になっていると思うとうれしい」と声を弾ませます。ただ枝が弱ってきた桜もあり、消毒や剪定(せんてい)などの手入れも必要になってきました。それでも懸命に咲く姿にメンバーは「私らもガタがきよるけれど、まだまだ頑張らないけん」と笑い合います。「きれいな景観で来訪者をおもてなしできるよう、これからも地域のみんなで力を合わせていきたい」と声を揃えました。