- 発行日 :
- 自治体名 : 愛媛県内子町
- 広報紙名 : 広報uchiko 2025年5月号
■4大会で競う瀬戸内シクロクロス初制覇「どんな難しいコースも、走り切りたい」
小林千紘(ちひろ)さん(内子小3年)(護国)
オフロードの自転車競技大会「瀬戸内シクロクロスシリーズ2024-2025」が内子町を含む県内4会場で開かれ、小林千紘(ちひろ)さんが出場。小学校低学年が対象のカテゴリー「キッズ2」で、シリーズ通算1位に輝きました。
千紘さんは父・雅章(まさあき)さんに「家族で一緒に楽しめるから」と勧められ、1年余り前にMTB(マウンテンバイク)を始めました。「こうやったらうまく走れそう」と親子で試行錯誤をしながら練習に励み、昨年11月の「小田川シクロクロスinうちこ」に参戦。初レースで優勝を果たします。未舗装の悪路や坂道を走るレースに「恐い気持ちはない」と話す千紘さんですが、2戦目の「重信川シクロクロス」で、まさかの転倒――。それでも「難しいコースを走りきれたら楽しいから」と気持ちを切らさず、続く西予・鬼北の両大会で優勝し、見事シリーズを制覇しました。
千紘さんを見守る雅章さんは「MTBを通じて仲間と一緒に成長し、挑戦する気持ちを育んでほしい」と目を細めます。千紘さんは4月から八幡浜のクラブチームに入り、さらに技術を磨いています。愛車にまたがり「これからもいろいろなコースを走りたい。ジャンプ台にも挑戦したいな」と声を弾ませました。