- 発行日 :
- 自治体名 : 愛媛県伊方町
- 広報紙名 : 広報いかた 2025年6月号
◆『先ず、隗より始めよ』(まず、かいよりはじめよ)
伊方町総務課・伊方町教育委員会生涯学習課
この故事成語(こじせいご)は、「ことを始めるには、身近なところから始めよ。自分からやりださなければならない。人に言う前に自分が積極的に取り組め。」という意味で使われます。
伊方町では、差別のない安全・安心な住みよい町づくりのために、人権フェスタや地区別人権・同和教育懇談会などの機会を通じて、町民の皆様に人権について考えていただいております。そして、『先ず隗より始めよ』ということで、その人権教育や人権啓発のリーダーを育成するために役場で働く職員への研修も計画的に実施しています。
〔令和6年度に実施した人権に関する研修〕
(1)講話「身近なインターネットの人権侵害」
(2)講話「災害と人権」
(3)差別をなくす県民の集いへの参加(映画『あん』の鑑賞)
※『あん』は、ハンセン病を題材にした映画です。伊方町立図書館でも視聴できます。
(4)講話「ネットによる人権侵害にどう向き合いますか」
(5)講話「性の多様性を知る~誰もが自分らしく生きられる社会とは~」
(6)講話「しなやかに したたかにそして楽しく ~人権の共存~」
それぞれ、対象者を課長、係長、会計年度職員などと限定し、全ての職員が正しい人権感覚を養うための研修を実施しています。時代の移り変わりとともに、人権を取り巻く状況は変わっていきますので、常に新しい人権感覚を身に付けるために、毎年、必ず全員が研修を受けられるようにしています。
また、全国人権・同和教育研究大会、四国人権教育研究大会や愛媛県人権・同和教育研究大会など、各地の実践から学べる機会には、役場の職員を積極的に派遣しています。そして、そこで学んだことを本町の人権教育や人権啓発に活かせるようにしています。
このように、『先ず、隗より始めよ』の精神で、役場職員も人権意識の向上や差別の解消に向けて積極的に取り組んでおります。今年度も、様々な人権に関する行事を計画しておりますので、町民の皆様のご理解とご協力をよろしくお願いいたします。