- 発行日 :
- 自治体名 : 愛媛県鬼北町
- 広報紙名 : 広報きほく 令和8年1月号
■☆彡明星ヶ丘便り☆彡 井谷(いたに)明子(はるこ)
明星ヶ丘で9月20日、夜神楽・キャンドルナイトが開催されました。幻想的な神楽と、明星ヶ丘いきいき会・日吉公民館によるキャンドルの饗宴で、一帯が優しい灯りに包まれた一夜となりました。
茅葺屋根の古民家・明星草庵では「いにしえの灯り」と題し、まだ電気が通っていない時代に使われていたろうそくやランプなどのさまざまな灯りに再び火をともして展示しました。
ランプや道具は使ってこそ輝きを増します。眠っている道具を再び活用したり、捨てる物に手を加え価値をつけ、何か生活の役に立たせることはできないかといつも考えています。
今はスイッチ一つで簡単に明るさを得ることができ、機械に話しかけるだけで電気が付く時代です。一昔前までは、ほのかな灯火の下で、穴が空いた足袋やもんぺを繕ったり、わらを編んだり、暮らしに欠かせない手仕事が夜な夜な繰り広げられていたことでしょう。
スイッチ一つでは完成しない手間暇かけて生活を営んで糧を得ていた時代。ろうそくに火をともしていくたびに、先人たちが大変な毎日を生き抜いて命を繋いでくれたからこそ、今の私達がいて、明日を夢見ることができると感じました。
これからも明星ヶ丘で企画していくイベントで、いにしえの人々も手を動かしながら口ずさんだであろう音楽を背景に、遠き日に思いを馳せてもらえたら幸いです。だいだい色の灯りと鈴虫の鳴き声に包まれながら、オカリナとコーラスのメロディーが奏でられました。
来年は皆様一緒に竹灯籠を作って、明星ヶ丘に灯りをともしてみませんか?
