- 発行日 :
- 自治体名 : 高知県
- 広報紙名 : さんSUN高知 令和8年1月号
高知家の家族の皆さん、あけましておめでとうございます。
皆さんのご健勝、ご多幸を心よりお祈り申し上げます。
●「共感」と「前進」で元気で豊かな、そしてあったかい高知の実現へ!
知事としての2期目も折り返し地点を迎えました。
県政の課題に正面から向き合い、解決していくためには、県民の皆さんの声に耳を傾け、施策の磨き上げを図っていくことが欠かせません。
県民の皆さんの元に出向く「濵田が参りました」は3巡目となり、県内で活躍されている方々を知事公邸にお招きする「濵田にお聞かせください」も2年目となりました。
今後も、「共感」と「前進」を県政の基本姿勢とし、元気で豊かな、そしてあったかい高知の実現に向けて全力を尽くしてまいります。
●昨年を振り返って
昨年は、連続テレビ小説「あんぱん」を追い風に、やなせたかし先生の故郷高知に全国から多くの観光客にお越しいただきました。
また、「大阪・関西万博」では、本県が世界に誇るハウス園芸農業分野のIoP技術(※1)のほか、よさこいや街路市といった伝統文化の魅力を広く伝えることができました。
一方で、4月には県人口が65万人を割り込み、出生数の減少や若者の転出超過が続いています。
また、南海トラフ地震対策については、3月の国の新たな被害想定では、想定死者数が最大4万6千人にも上るとされました。
こうした出来事を振り返ると、実りも多い一年ではありましたが、人口減少問題などの厳しい状況の打開に向けて、県民の皆さんとともに、粘り強く挑戦を続ける決意を新たにした一年でした。
※1 Internet of Plants…ICT技術を活用してハウス内の温度や湿度、植物の生育状態を見える化し、栽培管理を高度化する取り組み
●人口減少問題の克服
人口減少対策のマスタープランである「元気な未来創造戦略」については、大きく4つの方向性で施策を強化します。
1つ目は高付加価値型経営への転換です。昨年、業種別の「若者所得向上検討チーム」で取りまとめた経営改革モデルを横展開し、若者の所得向上を目指します。県の文化施設などでも、民間事業所と同じ目線に立ち、高付加価値のサービス提供に向けて挑戦します。
2つ目は多様な人材が活躍できる環境の実現です。「共働き・共育て」などの働き方改革の取り組みを強化し、仕事と家庭の両立を支援します。
県庁においても、「隗より始める取り組み」として、長時間労働の是正に取り組み、少子化問題の解決につなげると同時に、大都市部での消耗型の生活ではなく、豊かな自然の下で、家族とともに、ゆとりのある暮らしができる高知らしい生活モデルの発信に一役買いたいと思います。
3つ目は「若者に選ばれる高知」を目指した移住・定住対策の強化です。特に、県内企業への転職支援や、子どもたちに地域への理解と愛着を育むキャリア教育をもう一段強化します。
4つ目はニーズに応じた出会いの機会の拡充とライフデザイン支援です。
特に、ライフデザイン支援では、若者が自身の人生設計における結婚や子育ての意味について考える機会が得られるよう、各種の啓発事業に取り組みます。
加えて、全国に先駆けて人口減少が進む本県だからこそ、「全国初」の県一での消防広域化や、県立高校の振興・再編などの「賢く縮む、4S(※2)プロジェクト」に果敢に挑戦し、持続可能な公共サービスの提供体制を確保します。
こうした一連の施策の実効性を高めるために、産学官民連携、「オール高知」の取り組みをより一層広げていきます。
※2 「Smart Shrink for Sustainable Society」の頭文字
●安全・安心な高知の実現
「安全・安心な高知」の実現に向けては、昨年公表した高知県版の震度分布・津波浸水予測をもとに、本年度末に人的被害や建物被害などの新たな被害想定を公表する予定です。
これに基づき、南海トラフ地震対策行動計画をバージョンアップし、災害関連死対策や避難環境の整備などの取り組みも含め、対策全般を強化します。
また、国の経済対策も最大限活用し、災害に強いインフラ整備の加速化を図ります。
●いきいきと仕事ができる高知の実現
「いきいきと仕事ができる高知」の実現に向けては、産業振興計画に基づき、県経済の活性化を図ります。
新年度は、特に、県経済の牽引役となる中堅企業への育成支援を強化するほか、万博後の取り組みとして、令和12年に開業予定の「大阪IR」を見据え、関西圏との経済連携をさらに進めます。
観光分野では、「ドラマが生まれる場所 高知」を前面に打ち出し、「よさこい高知文化祭2026」とも連携して全国的に評価の高い食などの高知の魅力を全国に発信し、誘客につなげていきます。
●いきいきと生活ができる高知の実現
「いきいきと生活ができる高知」の実現に向けては、日本一の健康長寿県構想に基づき、国の経済対策も活用しながら医療・介護・福祉サービスの提供体制の基盤強化を図ります。
また、精神障害のある方への医療費助成の拡充に向けた準備を進めるほか、在宅サービスの充実に向けた「東部地域多機能支援施設」や県立あき総合病院における院内助産体制の整備を進めます。
教育分野では、教育大綱に基づき、デジタル教材や学習データを活用し、一人ひとりに応じた学力向上を図るほか、県立学校の魅力化につながる新たなコース設置の検討を進めます。
●より一層成果にこだわる一年に
こうした一連の取り組みを通して、人口減少が進む中でも「活力ある高知」、南海トラフ地震が迫る中でも「安心して暮らせる高知」の実現に向けて、より一層成果にこだわる一年にしたいと考えています。
県民の皆さんのご指導ご鞭撻を心よりお願い申し上げます。
問い合わせ:県庁 秘書課
【電話】088-823-9151
「おはようこうち」(1月11日(日) 7:00〜7:15高知放送)もぜひご覧ください!
