くらし 3月定例市議会(1)

3月定例市議会が3月3日に開会し、土佐市行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律に基づく個人番号の利用及び特定個人情報の提供に関する条例の一部改正など人事案1件、条例案9件、行政案9件、予算案16件、報告1件が審議され、全案がそれぞれ原案どおり同意、可決され、18日に閉会しました。

~市長行政報告(抜粋)~

■火葬場整備検討における進捗状況
本市の火葬場整備については、平時から必要性が高い施設であること、また南海トラフ地震への備えとしても非常に重要な施設であり、周辺自治体との共同設置も視野に入れる中、これまで周辺市町村との協議も継続し、様々な角度から設置の検討を重ねてきました。
このような中、昨年度には高幡広域市町村圏事務組合が運営している「須崎斎場」に本市も運営参加が可能であるかどうかの検討を打診し、現在まで設置場所である須崎市を中心として具体的な協議を重ねてきました。
現在の状況については、検討をより具体化させるため、同事務組合に対して、2月25日付で「須崎斎場」への本市の運営参加について正式に文書で申入れを行い、2月28日の同事務組合議会において、本市の運営参加意向について報告されています。
今後については、同事務組合内部で本市の運営参加について議論いただくとともに、詳細について引き続き関係市町と協議を重ねていきます。

■統合保育園建設事業
宇佐・みのり・高石保育園を統合するべく新たに建設している統合保育園については、現在、新園舎実施設計、敷地造成工事の施工および新園舎建築工事に係る準備などを進めているところですが、現在実施中の実施設計業務において、建築工事の工期などが見通せる状況となり、事業の完了時期について精査した結果、当初目標としていた令和8年4月の開園が困難な状況であることが判明しました。
令和8年4月開園を目標と定めたうえで取り組んだ当初のスケジュールは、事業開始にあたり全てが順調に進めば不可能ではないとの見通しの中、必要な工程を最短で積み上げたものとなっており、当然この中には用地の購入など相手方の意向により期間の算定が困難な要素や設計が完了しないと明確にならない要素も多く含まれていました。実際、用地取得に係る手続に想定以上の時間を要したこともあり、その遅れを取り戻すべく担当所管である子育て支援課において事務処理や手続などに鋭意取り組んできました。
しかしながら、造成工事と建築関係工事を同時並行で進めても完了が令和8年度に食い込んでしまうことが明確になりました。
開園時期については、工事完了後の備品購入や保育用品の搬入、引っ越しなどの開園準備期間を考慮すると、早くても令和9年1月頃の見込みとなり、この時点で開園したとしても、年度途中での統合は園児や保護者の皆様の負担が大きいと存じますので、1月から3月の間は園外活動などで活用し、正式な開園時期としては、令和9年4月に延期する判断をしました。なお、この件については、2月下旬に宇佐・新居・高石地区の保護者の皆様や地域の皆様に対して説明会を実施しています。
高台移転断念以降、早期開園に向けて最大限の努力を尽くし事業を進めてきましたが、開園を延期せざるを得ない状況となったことについて、保護者および地域の皆様には大変ご迷惑とご心配をおかけすることとなり、深くお詫びを申し上げます。