子育て 香美市の教育(学校紹介)(1)

■生徒の活動が巻き起こす学校の変化
香北中学校

◆本校の教育
令和4年12月、香北中学校は国際バカロレアMYP(ミドルイヤーズプログラム)の認定校として、新たに出発しました。国際バカロレア教育は、単なる知識の伝達だけでなく、学習者自身が疑問をもち、深掘りし、新たな理解や自分なりの理解を築いていくことを大切にしています。

◆コミュニティープロジェクト(CP)
CPは、生徒自身の関心事や興味を出発点としてコミュニティー(香北町・香美市・高知県・日本・世界)に貢献するプロジェクトを立ち上げ、最後まで責任をもって取り組む探究学習として、国際バカロレア教育に組み込まれている教育課程です。
生徒はこの活動を通して、より現実的な思考力や行動力などを身に付け、自身の達成感や喜びだけでなく、他者の幸福や利益をも呼び込むことが多く見られます。これにより、生徒の活動が学校に顕著な変化をもたらしていますので、その一部をご紹介します。

○飲料自動販売機の設置〔SDGs(11)住み続けられるまちづくりを〕
3年生で構成されるチーム「自販機brothers」は、「ニーズをふまえた工夫をすることは、地域と生徒がともに満足できる学校づくりにつながる」という探究テーマのもと、学校への飲料自動販売機設置が、生徒等の熱中症対策になるとともに、災害時に地域にも役立つと考えました。実現のために丁寧な調査を行い、アンケートやインタビューを重ね、保護者への説明や市教育委員会へのプレゼンテーション、設置業者との打ち合わせ、そして、生徒へのルールの周知など、慎重かつ熱心な取組を約2年間行い、昨年の7月末に、飲料自動販売機設置が実現しました!

○ジェンダーレス制服の導入〔SDGs(5)シ゛ェンタ゛ー平等を実現しよう〕
2年生で構成される「レインボーチーム」は、探究テーマ「一人ひとりの理解がジェンダー平等を実現させる」のもと、ジェンダーレス制服導入が探究テーマに即していると考え、1年生の時から行動してきました。そもそも「制服は必要か」など、生徒等の意見を可能な限り反映できるようアンケートを何回にもわたり丁寧に実施し、保護者や大宮小学校児童への説明会等を粘り強く行いました。そして、昨年9月の保護者最終アンケートで賛成多数で合意を得られたことから、令和8年度からのジェンダーレス制服導入が決定されました。

○ウクライナ教育支援活動〔SDGs(16)平和と公正をすべての人に〕
2年生で構成される「チームデュオ」は、探究テーマ「子どもたちの教育の保障をする事は世界平和につながる」のもと、一昨年前の先輩の活動を引き継いで活動を行っています。地元のコンビニエンス店にご協力いただき、生徒が考案したクッキーの売上金の一部を、避難所で生活するウクライナの子どもたちの支援に充てる活動や、ウクライナの中学生とオンラインで交流会を行うことで、平和への考え方に対し、より積極的で実践的な取組を行っています。オンライン交流会については双方に好評であったため、12月末に再度行い、交流を深めました。