文化 ただいま留学中 No.223

■刘坤(リュウ・クン)
中国/山東省

私は、中国山東省泰安市出身のリュウ・クンと申します。現在、高知工科大学大学院博士課程で、霧化気相堆積技術に基づく半導体薄膜を研究しています。
私の故郷である泰安は、1987年にユネスコの世界遺産に登録された泰山の南麓に広がる歴史ある都市で、泰山への登山口として、また観光の拠点として発展してきました。そして私は、故郷の朝粥や伝統菓子・蜜三刀の素朴な甘さを、今でも懐かしく思い出します。
私が高知工科大学を選んだ理由は、高度な研究設備と、安全性の高い環境が整っている点が決め手となりました。それに加え、大学と地域社会が密接に結びついた学術文化に強く魅力も感じたからです。
私が大学院生活を過ごす香美市は、山と川が身近に感じられる場所で、物部川の清らかな流れが人々の暮らしに溶け込んでおり、人々の温かさが、私の研究の日々を支えてくれています。自転車通学の風景や図書館の静寂、それに加えて、よさこいで感じた仲間との一体感が、留学生活に心地よいリズムをもたらしてくれています。なかでも、今夏開催された花火大会で見上げた、夜空に咲く光の花のような日本の花火は、私にとって唯一無二の美しさであり、今も心の中に刻まれています。
最後に、香美市民の皆さんの日頃からのご親切に感謝し、今後も研究活動と交流を通じて、香美市の魅力を国内外へ広く発信していきたいと思っています。