くらし 地域おこし協力隊によるよそもん通信第72号

よそもん通信とは、固定概念なくまちの魅力に気付くことができる地域おこし協力隊を「よそもん」と置き換え、その活動内容を町民の方々に広く知ってもらうためのものです。

■「好き」であることの力 ホソヤマ(中心市街地活性化)
越知町に住み始めて2年近くがたとうとしています。昨年1年間は何事も初めてで、分からないことばかりでしたが、今年に入って、行事がある度に「もうこの時期が来たか」という気持ちになり、改めて町民の1人となったことを実感すると同時に、行事を通じて季節の移り変わりを感じられる越知町は本当に素敵な町だなと思います。
話は変わり、9月のイベントはおかげさまでたくさんの方々にご参加いただくことができました。
普段なかなか関わる機会の少ない方々と、ハーブをきっかけに交流することができ、すごくありがたかったです。イベントでは、「菓子ときまぐれ小鮎日和」の原賀さんに作っていただいた絶品のパウンドケーキをお茶菓子に、ハーブティーの飲み比べを行い、ご参加いただいた皆さんと感想を言い合ったり、さまざまな植物のことについていろいろとお話ができたりと、和やかな時間を過ごすことができました。
皆さんの方が自分よりもいろいろとお詳しく、たくさん勉強させていただくと同時に、本当に植物がお好きなんだな、と感じ、興味関心を通じた交流の楽しさを味わうことができました。また同様のイベントを開催できたらと考えていますので、ご興味のある方はご参加いただけるとうれしいです。
次回はひな祭りでハーブティーを出そうと考えています。また、今回のひな祭りでは町内の事業者の皆さんにもご協力いただき、2月28日・3月1日と「おち雛マルシェ」を開催予定ですので、ぜひお越しいただけるとうれしいです。

■土に触れ、人に触れ ホソヤマ(ふるさと納税)
地域おこし協力隊・ふるさと納税ミッションの細山です。
越知町では、年間を通じて、春はぼんぼり桜祭り、夏は文殊祭、秋はコスモス祭りやおなばれ、冬はイルミネーション点灯式とイベントが開催されており、催しが近づいてくると季節の移り変わりを感じるようになってきた今日この頃です。
今年は協力隊の活動の中で、市山でのどんぐり拾いや芋掘り、小学校での昔あそび体験の補助など、子どもたちと交流する機会に多く恵まれました。
これらの活動を通じて子どもたちと接する中で、ふと、自分が同じ年の頃、何を考えていただろうか。などと思い出している時間が懐かしく、温かい気持ちにさせてもらいました。
また、中大平地区では野菜の集荷作業のお手伝いに参加しました。地域で大切に育てられた野菜が、おち駅を通じて町内の方々へと届けられたり、ふるさと納税事業の一環である、食育支援で、大学生に届けられています。この一連の流れに自分が関わることができ、あらためて生産者のありがたみや農業の意義を感じることができました。
このような経験を踏まえて、現在、私自身も小規模ですが畑づくりに挑戦しています。年によってもろもろの条件が異なり、うまくいかないことも多いですが、育てる楽しみや収穫の喜びを実感しています。
ゆくゆくは生産者としておち駅に出品し、ふるさと納税の野菜セットに自分の育てた野菜が使われることを目標に頑張ります。