- 発行日 :
- 自治体名 : 福岡県北九州市
- 広報紙名 : 北九州市政だより 令和7年10月15日号
保健福祉の情報をお伝えします
◆肺の生活習慣病:COPDが増えています
COPD(慢性閉塞性肺疾患)は、長期間の喫煙などによって気管支や肺が炎症を起こし、空気の流れが悪くなる病気です。進行するとちょっとした動作で息切れがしたり、咳や痰(たん)が続いたりして、日常生活がままならなくなります。
日本には530万人以上の患者がいると推定されていますが、本人も気付かないまま重症になっている場合が多い病気です。
◇正しい診断・治療を受けましょう
COPDは咳や痰、息切れなどのありふれた症状で始まり、異常を感じた時には重症化していることが多いため、できるだけ早く、正しい診断・治療を受けることが重要です。
気になる症状がある人は肺の機能検査のために呼吸器科を受診しましょう。
◇原因の9割はたばこです
喫煙者の約2割がCOPDにかかるというデータもあり、特に10年以上喫煙している人、1日何十本も吸うヘビースモーカーは、さらにリスクが高くなるといわれています。
COPDは一度進行すると完全に治ることはありません。COPDを防ぐには、たばこをやめて肺機能の低下を防ぐことが何より重要です。
たばこをやめたい人のために北九州市では「禁煙支援ガイドブック」を作成しています。ぜひご活用ください。
※詳しくは本紙をご覧ください。
問い合わせ:保健福祉局健康推進課
【電話】093-582-2018
◆冬季に流行する感染症に注意しましょう
◇インフルエンザ・新型コロナウイルス
インフルエンザや新型コロナウイルス感染症の予防には、「手洗い」「マスクの着用を含む咳エチケット」「換気」などが有効です。
・予防接種には、入院や死亡などの重症化を予防する効果が認められています。
・発熱などの症状があるときは、かかりつけ医にご相談ください。
・かかりつけ医では検査できない場合や、受診先が見つからない場合などは、下記へご相談ください。
福岡県救急医療電話相談【電話】#7119(24時間対応)
福岡県小児救急医療電話相談【電話】#8000
※医療機関へは、電話をしてから受診するようにしてください。
◇ノロウイルス
ノロウイルスは感染力が強く、大規模な食中毒など集団発生を起こしやすいため、予防対策を徹底しましょう。
・調理時や食事前、トイレ後は流水と石けんでよく手を洗いましょう。
・特にノロウイルスが流行している時期は、二枚貝の生食は避け、中心部まで十分加熱して食べるようにしましょう。
・下痢やおう吐などの症状がある人は、食品を直接扱う作業をしないようにしましょう。また、脱水症状を防ぐため、こまめに水分補給をしましょう。
・患者に接する人は、患者のふん便や吐物を次亜塩素酸ナトリウム(漂白剤)を使って処理し、感染を広げないようにしましょう。
処理方法の詳細はコチラ
※詳しくは本紙をご覧ください。
問い合わせ:保健所保健企画課
【電話】093-522-5721
