くらし まちの話題

■高森の魂を引き継いで
昭和49年の現役引退まで熊本県の高森線で活躍し、熊本県高森駅前に展示されていたSL「C12形24号機」は、熊本地震からの復興に伴った駅周辺の再整備に伴い、令和2年に直方市のNPO法人汽車倶楽部へ譲渡されました。その後、汽車倶楽部が老朽化したSLを約2年かけて整備を行いました。
3月27日、南阿蘇鉄道高森線の再開報告のため、高森町職員が汽車倶楽部を訪れ、SL移設と整備への感謝を述べました。汽車倶楽部理事長の江口一紀さんは「当時、連絡を受けたときは驚いたが、熱意を感じた。直方でその魂を引き継いでいきたい。これをきっかけに直方と高森の交流が深まれば」と語りました。

■空手世界選手権出場で表敬訪問
3月19日、天道会館に所属する八木大治(やぎだいち)さん、松本遥空(まつもととおあ)さん、今川望美(いまがわのぞみ)さんの3名が、第4回極真手塚杯世界空手道選手権大会の結果報告のため、大塚市長と山本教育長を表敬訪問しました。
コロナ禍で6年ぶりの開催となった同大会で、八木さんは「型・上級、小学高学年の部」で優勝、松本さんは「組手・チャンピオンシップ、小学5年男子の部」で3位、今川さんは「型・初級、シニアの部」で優勝の成績をおさめました。
3名は水見涼館長の指導のもと、日々の稽古に励み今回の栄光を掴んだとのこと。
今川さんは空手をはじめて1年未満、八木さんと松本さんは小学生ということで、これからの活躍が楽しみです。

■地元に若い力を!合同企業説明会開催
3月12日、ユメニティのおがたで市内企業による域内高校生を主な対象とした合同企業説明会を開催しました。
説明会には、高校生88人、一般求職者・大学生等14人が参加し、個別ブースで企業の事業内容や魅力等について説明が行われました。
参加した高校生達は、「今まで知らなかった分野の話を聞くことができた」「将来の進路選択の参考になった」と語りました。
市では、今後も市内企業の魅力の発信や就職促進、多くの若者が活躍できる機会を創出するとともに、地域雇用の安定を図っていきます。
※昨年(令和6年3月)実績
参加者6人が説明会に参加した企業に就職。

■表敬訪問 北方領土に関する全国スピーチコンテスト
東京都で『北方領土に関する全国スピーチコンテスト』の最終選考会が開催され、その出場報告のため、3月5日、直方第三中学校一年生(当時)の綾瑞希(あやみずき)さんが山本教育長を表敬訪問しました。
全国の中学生から応募された作文5501点の中から最終選考の10人に選ばれた綾さんは、「『ジョバンニの島』を観て私が思ったこと」というテーマでスピーチを行い、激励賞を受賞しました。
「将来、作家になり北方領土などの問題を多くの人に発信したい」と夢を語った綾さんに対し、教育長は「今後も、社会的事象に関心を持ち続け、社会を担う人材として大きく成長することを期待します」と伝えました。