- 発行日 :
- 自治体名 : 福岡県飯塚市
- 広報紙名 : 広報いいづか 令和7年5月号
令和7年3月19日に開催された市議会本会議で、令和7年度の当初予算が可決されました。
令和7年度は一般会計で852億6,400万円(前年比+5.4%)となっています。また、特別会計においては、9つの特別会計の合計で556億3,920万円(前年比+1.4%)となっています。
■一般会計歳入歳出予算内訳 852億6,400万円(+43億3,300万円)
▽歳入
▽歳出(性質別)
■一般会計歳入歳出予算の特徴
▽歳入
自主財源および依存財源の割合は、それぞれ40.0%(△1.6ポイント)、60.0%(+1.6ポイント)となっており、依然として依存財源の割合が高い状況が続いています。令和7年度の特徴として、市税は前年度から3.4億円増の153.8億円、地方交付税は1.5億円減の166.0億円、国庫支出金については、扶助費の増などにより27.5億円増の191.5億円となっています。
今後も個性ある独自事業や自主的な財政運営ができるよう、引き続き自主財源の確保に努める必要があります。
▽歳出
歳出について、予算全体の約3分の1を占める扶助費は児童手当などの給付費増により20.7億円増の274.6億円、その他に分類されている物件費は物価高騰の影響などにより13.6億円増の110.2億円、人件費は給与改定により9.2億円増の100.5億円となっています。普通建設事業費は、相田公営住宅建替事業、菰田・堀池地区活性化事業、浸水対策事業などの事業費増により5.0億円増加して85.7億円となっています。
※自主財源と依存財源
自主財源は、税金のように市が自分で集めるもので、依存財源は補助金のように国や県などからもらうものです。
依存財源の割合が高いと、国や県の動向で歳入が大きく増減するため、財政運営が不安定となります。
※消費的経費と投資的経費
消費的経費は扶助費など後年度に形を残さない経費で、投資的経費は道路の建設事業費など後年度に形を残す経費のことです。
■3大財源の推移
歳入のうち、市税・地方交付税・国庫支出金を「3大財源」と呼び、本市の全収入の約6割はこの3大財源が占めています。
■目的別歳出~市民一人あたりの負担額は?~
予算がどの分野にどのくらいの比重で支出されているか分類したものを「目的別歳出」といいます。一般会計の歳出予算額を市民一人あたりに換算すると68万9,816円となり、目的別に分類すると下記のとおりです。
民生費は全体の約4割を占めており、子どもや高齢者などの社会福祉の充実に伴い、今後ますます膨らんでいくことが予想されます。
(令和7年3月31日 飯塚市の人口:123,604人)
■令和7年度 特別会計歳入歳出予算
問い合わせ:財政課
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