くらし 田川市 第6次総合計画 Tagawa Master Plan

[基本理念]やっぱり田川で暮らしたい
[将来像]あなたの「ちょうどいい」がきっと見つかる

総合計画は、市の総合的な市政運営を図るための、まちづくりの最上位計画です。令和3年度から始まった第6次総合計画の内容や予算を紹介します。

■概要
◇策定の背景
少子高齢化の急速な進展や自然災害を教訓とした防災体制に対する意識の変化など、時代の潮流に的確に対応し、本市が持続的に成長していける力を確保しつつ、市民が安心して生活できるよう政策を進めていくため。

◇計画期間 10年間
令和3年度~令和12年度
《前期》令和3年度~令和7年度
《後期》令和8年度~令和12年度

◇事業数・事業費
令和7年度
186事業・約120億円

本市は、市民が安心してより豊かに暮らせるまちづくりを進めるための中長期的な指針として、令和3年度から10年間の「第6次田川市総合計画」を策定しています。同計画は、基本構想・基本計画・実施計画の3層で構成。基本構想の基本理念は「やっぱり田川で暮らしたい」、将来像は「あなたのちょうどいいがきっと見つかる」としました。この理念や将来像は、市政の要である「移住・定住の促進」にリンクしており、基本構想における目標人口を4万3千人(令和12年の国勢調査人口)としています。また、基本構想を具現化する基本計画では「都市づくり」「産業・経済」「生活・健康福祉」「教育・文化」「協働・行財政」という5つを基本方針とし、3年間を1期として実施計画を策定。計画の進捗や財政状況などを基に、年度毎に見直しながら進めます。
5年目となる令和7年度の実施計画の事業費は、約120億円です。これは、令和7年度の一般会計予算357億円(12ページで紹介)のうち、約34%を占めています。
・第6次総合計画の詳細は、市ホームページで公開しています。

■5つの基本方針
※金額は令和7年度の予算規模
◇1 快適に暮らせる美しいまちづくり
中心拠点への都市機能の誘導や集約、持続可能な公共交通ネットワークの構築などにより、便利で快適なまちをつくる。
◎都市づくり 約29.9億円

◇2 魅力あふれる産業を育むまちづくり
新産業の創出や地場企業を支援し、雇用を安定化させる。地域資源をいかした魅力ある観光地づくりを推進する。
◎産業・経済 約19.6億円

◇3 健やかに安心して暮らせるまちづくり
子育て環境の充実を図る。高齢者の生きがいづくりや地域の医療体制の構築に努める。市民が生きがいをもって暮らせる共生社会の実現を目指す。
◎生活・健康福祉 約40.9億円

◇4 郷土を愛し豊かな心と創造力を育むまちづくり
子どもたちの心身の健康増進に努める。意欲・学力向上のため教育環境の充実を図る。全市民が人権を尊重し、生きがいを感じられる環境づくりに努める。
◎教育・文化 約15.6億円

◇5 互いに支え合い市民と共に歩むまちづくり
行政の透明性や効率性、財源確保に努める。防災体制の強化や市民生活を守る安全対策の充実を図る。田川地域7町村との多角的な連携を図る。
◎協働・行財政 約14.0億円

◆「移住・定住の促進」→目標人口 4万3千人
誰もが「やっぱり田川で暮らしたい」と思い住みたいまち・住み続けたいまちとして選ばれるまちを目指します。

■本市独自の子育て支援策
▽保育料の完全無償化
▽学校給食費の完全無償化
▽高校生世代までの医療費完全無償化
▽[新規:令和7年度~]不妊治療費の自己負担分を一部助成
▽乳児家庭全戸訪問・乳幼児健康診査
▽子育て応援給付金総額10万円を給付
▽子育てクーポン券6万円分の支給
対象:1歳児・2歳児
▽病児・病後児保育施設の運営
▽[拡充:令和7年度~]子ども食堂への支援
▽中学校入学準備金5万円の支給
▽こども家庭センターの設置 0歳から18歳まで切れ目のない子育て支援

◇「子育てしやすいまち」から「子どもを産み、育てたくなるまち」へ
これらの独自政策は、子育て世帯の経済的負担を軽減するという目的だけでなく、今後出産を考えている世帯の不安解消に寄与するものでもあります。
今後は、これらの政策をはじめとした子育て支援策をさらに強化することで「子育てしやすいまち」から「子どもを産み、育てたくなるまち」への発展をめざします。

問合せ:経営企画課
【電話】85-7101