- 発行日 :
- 自治体名 : 福岡県田川市
- 広報紙名 : 広報たがわ 令和7年5月1日号
一般会計
総額 357億3,696万円
令和7年度予算は、第6次総合計画(本紙10~11ページで紹介)をはじめ、次の3つの施策を柱とした新たな取り組みなどを盛り込んだ予算としています。
(1)子育て支援の充実:不妊治療費助成制度の新設 など
(2)DX(デジタル化)推進:コンビニで取得する住民票などの交付手数料を引下げ など
(3)物価高騰対策:省エネ家電等への買換費用の助成実施 など
このほか、老朽化した市営住宅の建て替え工事や企業誘致など、将来に向けて必要な投資的事業を実施するほか、賃金増や物価高騰などの影響により、さまざまな経費が増加することから、前年度(令和6年度)の当初予算額と比べ、15.5億円(4.5%)増加し、予算総額は、357.4億円に上っています。
■収入の内訳
市が、さまざまな市民サービスを行うために集める収入(歳入予算)の状況です。
◇自主財源
みなさんに納めていただく市税、指定ごみ袋の購入代金、寄附金など、本市が自主的に財源として集めることができるお金です。
◇依存財源
国や県からもらう補助金や、国が集めた税金を配分する地方交付税のほか、市の借金である市債などのお金です。生活保護や福祉サービス、道路や施設の
建設などに充てられます。国や県などから受け取るため、市税などの自主財源に対して依存財源といわれます。
上のグラフのとおり、収入の約7割が「依存財源」であるため、本市の財政状況は国の動向によって大きく左右されます。
■支出の内訳
本紙10~11ページに記載されている事業などを実施するための支出(歳出予算)の状況です。
◇約4割が「民生費」
生活保護や福祉サービスなどに使われる民生費が予算全体の約4割を占めています。削減が難しい費用であるため、新しい市民サービスや公共施設の整備には、行財政改革や歳入確保対策などに取り組みながら実施していくことが必要不可欠です。
▽民生費
生活保護、高齢者や子育て支援などに使う費用
▽衛生費
ごみの収集や処理、医療や健康づくりなどに使う費用
▽総務費
職員の人件費、税金の徴収、住民票の発行、庁舎の管理などに使う費用
▽土木費
道路や公園、市営住宅などの整備や維持管理などに使う費用
▽公債費
国や銀行などから借りたお金を返済する費用
▽教育費
小中学校や図書館、公民館などの運営・管理などに使う費用
▽消防費
消防署への負担金や消防団の運営などに使う費用
▽商工費
商店街や企業の支援、観光客の誘致などに使う費用
▽農林業費
農道などの整備・管理や農林業の振興などに使う費用
▽議会費
市議会の運営に使う費用
▽労働費
失業者の支援などに使う費用
▽その他
災害発生時にその復旧に使う費用や予備費など
※記載した金額などは端数処理を行っているため、合計額などと一致しない場合があります。
問合せ:財政課 財政係
【電話】85-7106