- 発行日 :
- 自治体名 : 福岡県田川市
- 広報紙名 : 広報たがわ 令和7年10月1日号
■~命を受け継ぐ太鼓づくり~正しく伝える事の大切さ
7月5日に開催した同和問題啓発強調月間講演会では、宮丸太鼓店(鹿児島県)の宮内礼治(みやうちれいじ)店主が登壇。ステージ上に展示した1頭の牛の皮を背に、実際に太鼓を作りながら講演しました。「正しく伝わらなければ、差別や偏見につながってしまう」と話す宮内さんには、過去に悲しい経験がありました。それは、牛の命を奪って太鼓を作ることを知った小学生から「かわいそう!」「ひどい!」と言われ、誤解を解けなかったことです。その経験を踏まえ、宮内さんは太鼓づくりをとおして「命の大切さ」「正しく伝えることの大切さ」を広める活動を続けています。講演当日は、市内外から290人が来場。「牛の命を奪った責任として、肉を食べることや伝統技術で太鼓を作ることで命を活かしています」という宮内さんの言葉に頷(うなず)きながら、匠の技に見入っていました。
◇情報発信中!
・田川市人権教育・啓発基本計画
・Facebookページ
・Instagram
※二次元コードは本紙912ページをご覧ください
問合せ:人権・同和対策課
【電話】85-7133
