くらし まちのわだい(2)

■伝統芸能「風流・はんや舞」を奉納
星野村の伝統芸能「風流・はんや舞」が9月21日(日)、池の山麻生池そばの麻生神社で行われました。約800年前から続く伝統芸能「風流・はんや舞」。「はんや舞」は、貞応元(1222)年、猫尾城主の黒木氏が国家安全と風雨無難を祈り奉納したと伝えられており、県の無形民俗文化財に指定されています。星野村の4地区ごとに「風流」と「はんや舞」が披露され、激しく勇壮な「風流」と、優雅な「はんや舞」の対照的な踊りに多くの見物客から盛んに拍手が送られました。

■良成親王をしのぶ大杣公園祭
後征西将軍良成親王の命日となる10月8日(水)、御陵墓のある矢部村で約600年前から続いている「大杣公園祭」が行われました。良成親王は後村上天皇の皇子で、後醍醐天皇の孫にあたります。叔父の懐良親王の後を継ぎ、南朝再興のために九州各地で戦いましたが、南朝の再興かなわず矢部の地で亡くなりました。当日は、地域住民をはじめ、宮内庁や南朝にゆかりのある奈良県吉野町や熊本県菊池市の関係者などが参加し、地元保存会による公卿唄や浦安の舞が奉納されました。

■いつまでもお達者で 百歳おめでとうございます
市では、令和7年度に100歳になる44人に敬老祝金と祝状を贈りました。このうち在宅の8人を簑原市長が訪問しました。100歳になる人には内閣総理大臣からの祝状と銀杯、県知事からの祝状が贈られました。
※令和7年度市内の100歳を迎えられる皆さん(9月1日現在・敬称略)の一覧は本紙26ページをご覧ください

■カノアとフレンドリータウン協定締結
10月7日(火)、株式会社カノア(女子プロバレーボールチーム:カノアラウレアーズ福岡)とフレンドリータウンに関する協定を締結しました。
この協定は、双方の資源を有効活用し、相互に連携・協力し、スポーツを通じた地域振興をはじめ、青少年の健全な育成や文化振興、観光振興などの地域の活性化を実現することを目的とするものです。今後は、バレーボール教室の開催や魅力発信・広報活動への協力、地域のイベント等への参加を予定しています。

■永年の功績に感謝状
福岡県治山林道協会の理事・副会長として14年3か月の期間尽力された前八女市長の三田村統之氏へ、8月25日(月)に感謝状が贈呈されました。
治山林道協会は、治山事業・林道事業推進のため、予算確保等の活動を行っている団体で、三田村氏は平成22年から令和6年まで同協会の理事・副会長として協会の円滑な運営に務める傍ら、治山事業・林道事業の推進および普及啓発に尽力された功績がたたえられました。

■アヌエヌエ学園の生徒らが市長を表敬訪問
10月7日(火)、福岡県とハワイ州の姉妹提携事業の一環で、ハワイアン文化を学ぶハワイ州立アヌエヌエ学園の校長や8・10年生など訪問団が、簑原市長を表敬訪問しました。
市長は英語で歓迎の意を伝えると、生徒らは市役所内の「情報の町家」でフラダンスなどを披露しました。その後、訪問団はハワイ交流の歴史がある上陽北汭学園へ移動し、5・9年生と英語での自己紹介や給食を通して親睦を深めました。

■福島高校の生徒が韓国の高校を訪問
福島高等学校の生徒10人が、韓国の巨済(コジェ)市にあるサンムン高等学校を訪問しました。八女市と巨済市は2012年に姉妹都市となって以降、交流を続けており、昨年9月にサンムン高校の生徒が福島高校を訪れたことから実現しました。訪問期間は9月3日(水)から2泊3日で、巨済市長への表敬訪問や市内見学、学校でのパフォーマンス披露、生徒たちとの交流、さらにホームステイも行われました。この訪問を通じて、両校および両市の交流が一層深まることが期待されます。

■世界のプロ選手が八女市を疾走
10月11日(土)、マイナビツール・ド・九州2025福岡ステージが筑後から八女までの120.43kmで行われました。八女市で10月の観測史上最高気温となる33.5℃の暑さの中、黒木町の旧国鉄黒木駅跡がレースフィニッシュに設定され、会場周辺ではステージイベントや免震体験車、地元グルメ・特産品のブースに多くの観客が詰めかけました。
また、津江神社周辺でもブース出展や八女周遊デジタルスタンプラリーが行われ、イベントを楽しみながら世界を舞台に戦う選手たちの走りを間近で観戦しました。