- 発行日 :
- 自治体名 : 福岡県筑後市
- 広報紙名 : 広報ちくご 令和7年3月号
子どもたちの将来が生まれ育った環境で左右されないために
■絶対的貧困と相対的貧困
生まれ育った環境やさまざまな事情から、当たり前の生活や教育の機会が得られない子どもたちがいます。
「貧困」には、食料や衣服がなく、住む場所に困り、医療や教育を受けられないなどの「絶対的貧困」と、所得水準が低く、日々の生活に困窮している「相対的貧困」の2種類があります。厚生労働省の調べによると、日本の17歳以下の子どもの貧困率は11.5%(2021年)で、約8.7人に1人の子どもが貧困状態にあるといわれていて、近年では「相対的貧困」の子どもの増加が問題視されています。
■支援の有無がその人に与える影響
数十年前、親の借金で家を無くした子どもがいました。しばらく公園で野宿生活をしていましたが、地域と学校と行政の協力で生活を維持することができるようになりました。そしてその子どもは、高校卒業後にお笑い芸人になりました。
これは、周りの支援によって子どもの人生が良い方向に向かった一つの例です。子どもの貧困は、経済的な困窮にとどまらず、学習面や生活面、心理面など、さまざまな面でその後の人生に影響を及ぼします。こうした貧困の連鎖を断ち切るためには、子育てや貧困の問題を家庭のみの責任とするのではなく、社会全体で解決することが重要です。
■私たちにできること
市は、差別のない人権が尊重されるまちづくりを目指し、令和6年4月に市人権教育啓発センターを開設しました。同センターでは、職員が人権に関する相談に応じたり、相談者が抱える問題を解決できる他機関を紹介したりしています。他にも、人権擁護委員の「なんでも人権相談」を隔月で開催しています。
困っている子どもや、それを取り巻く大人に、私たちが支援の手を差し伸べることができるかどうかで、その人の人生が大きく変わることがあります。もし周りに悩みを抱えている人がいたら、「市に相談してみたら」と伝えてください。子どもたちの将来をみんなで支えていきましょう。
■相談先の案内
相談先の情報を、市ホームページや広報ちくご「相談事業(22ページ)」に掲載しています。
出典:
・2022(令和4)年国民生活基礎調査の概況(厚生労働省【URL】https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/k-tyosa/k-tyosa22/index.html)
・こどもの貧困対策(こども家庭庁【URL】https://www.cfa.go.jp/policies/kodomonohinkon 参照令和7年2月20日)を加工して作成
問合せ:人権・同和教育課
【電話】65-7039