くらし あさくらの未来を描くのは私たちだ!

■朝倉市の未来予想図(高校生の提言)
◆高校生の視点をまちづくりに
市では、高校生の皆さんの柔軟な考え方や感性、視点で、地域活性化のアイデアを提言してもらう「朝倉市の未来予想図(高校生の提言)事業」を実施しています。
この事業は、高校生と地域のさまざまな課題を共有し、自分が住んでいるまちへの愛着とまちづくりへの興味や関心を高めてもらい、将来の朝倉市の担い手を育成することを目的に実施しています。

◆10年後も輝くために
テーマは「10年後も朝倉市が輝くために~住みたい、帰りたい、残したい、私たちの故郷~」。第14回を迎えた今年度は、市内外から83件の応募がありました。
10月19日に市役所本庁議場で開催された発表会では、一次審査を通過した5グループが、林市長や市議会議員、民間企業の審査員、観覧者の前で発表。発表中や審査員からの質問に自信を持って堂々と発言する姿から、グループ内で議論を重ね発表に臨んだ様子が伺えました。
審査は企画性や独創性などの基準により行い、市長賞をはじめ、入賞した3グループを表彰。どのグループも高校生ならではの柔軟なアイデアで、話し方や発表方法など、観覧者を惹ひきつける、とてもすばらしい発表でした。
また、朝倉市制施行20周年記念事業の今回は、フリーアナウンサーのいわぶ見梨さんが司会を務め、会場の観覧者が選ぶ20周年記念特別賞の表彰なども行われました。

◆描いた未来をかたちに
過去に行われた提言から、事業化したものを紹介します。
令和6年度開催の高校生の提言は「コンネ!水もしたたるいいところ朝倉」がテーマ。朝倉光陽高校の提言から水合戦のイベント「水刃(すいじん)夏だ!水だ!こどももおとなもはっちゃけろ!」が朝倉市制施行20周年記念事業として実現しました。
対戦中の参加者たちは、水でずぶぬれになりながらも終始笑顔。夏の暑さを感じさせないほど、子どもも大人も夢中になって楽しめるイベントとなりました。

◆発表会に参加した5グループの提言を紹介します
○市長賞 No.1
NPO法人「キラメキアテンドサービス ASAKURA」
昭和学園高校 SHOWA福祉ホスピタリティ科
NPO法人「キラメキアテンドサービス ASAKURA」を設立します。運営スタッフを「ジモトミン」と名付け、朝倉での生活を支援する「ジモトサポーター」、イベントなどを企画する「ジモトアップデーター」、歴史・文化・魅力を紹介する「ジモトガイド」、朝倉の暮らしを体験させる「ジモトナビゲーター」の4つの役割に分担します。
一つの意見や提案をもとに、それぞれの役割の「ジモトミン」が連携し、イベントなどを企画・運営・発信することで、朝倉に興味を持ってくれる人たちを増やします。また、NPO法人として設立することで、活動に対する理解を広め、資金調達など持続可能な活動が可能となります。

○20周年記念特別賞 No.2
Marché(マルシェ) saisonnier(セゾニエ)
朝倉高校

朝高愛好会
朝倉の旬な野菜や果物で商品開発を行い、地元高校3校を主体としたマルシェを開催します。朝倉には季節ごとに魅力的なスポットがあるため、会場は固定せずに毎年季節を変えて開催。また、子どもたちを対象とした体験コーナーやフォトスポットも設置します。
このイベントを通して高校生同士や地域とのつながりを深め、高校卒業後の地元への定着やUターンのきっかけになると考えています。

○No.3
SPプロジェクト
朝倉東高校 あさくラブ
「三連水車の里あさくら」を活用した取り組みを行います。販売されている特産品をモチーフにした遊具(イチゴの滑り台やネギの登り棒など)を隣接する公園に設置。特産品の知名度向上や子育て世代の集客を図ります。また、夏は花火大会、冬はイルミネーションなど、季節ごとに楽しめるイベントを開催。一つの施設を活用してさまざまな取り組みを行うことで、朝倉の経済の活性化を目指します。

○MAP×SNS
明善高校 そうくら
高校生対象のSNS投稿キャンペーンを行います。視覚的にイメージしやすいようMAP画像と一緒に投稿してもらい、朝倉の飲食店をPRすると割引や特典が得られます。また、市共通のポイントカードアプリを導入。スタンプラリー形式にし、提携店での購入でポイントが貯まり、使うことも可能です。SNSを活用し、朝倉の飲食店をさらに盛り上げます。

○甘木本通りから未来を創ろう!
朝倉高校 3組F班
世代を超えた新たな交流の場として、「もやい広場」の一部スペースを借りて休憩所を開設します。近年のレトロブームに着目し、休憩所ではレコードで音楽を流します。また、商店街の複数カ所にインスタントカメラで撮影できるフォトスタジオを設置。フォトコンテストも開催し、若者が甘木本通り商店街に訪れるきっかけをつくることで活性化を目指します。

◆高校生がボランティアスタッフとして参加
今回の発表会では、地元高校から計6人のボランティアスタッフが参加。当日は、受付での対応や審査員へのマイクの受け渡しなどを行いました。参加者は「イベントでの運営スタッフの動きや裏側などを知ることができ、良い経験になりました」と感想を語りました。
※発表会の詳細は市HPへ

問合せ:市総合政策課
【電話】28-7593