くらし 謹賀新年

明けましておめでとうございます。
皆さまにおかれましては、新春を健やかにお迎えのことと心からお慶び申し上げます。
昨年を振り返りますと、梅雨明けが記録的に早く、日本の平均気温は過去2年を上回り、観測史上最高となる顕著な猛暑となりました。また、九州北部地方では、8月9日夜遅くから11日にかけて線状降水帯が繰り返し発生し、非常に激しい雨が降り続きました。幸いにも粕屋町では大きな被害はありませんでしたが、近隣の自治体では道路の冠水、床上浸水、土砂崩れなどの被害が発生しました。被災された皆さまが、一日も早く平穏な生活を取り戻されますことを心よりお祈り申し上げます。
粕屋町では、町民の皆さまの更なる防災意識の向上を図り、地域の防災力を上げるため、町職員をはじめ自主防災組織や消防署、消防団のご協力のもと、粕屋町防災の日である6月1日に初めて粕屋町総合防災訓練を実施いたしました。近年の気候変動による自然災害の頻発化・激甚化に対し、これまで以上の備えが不可欠であると強く感じております。
令和8年度から、町の未来をデザインし、それを実現するための取り組みを示した行政運営の最上位計画である第6次粕屋町総合計画がスタートします。
まちの将来像「選ばれるまち ずっと住みたくなる場所 かすや」の実現に向けて、この1年も町民の皆さまのご理解とご協力を賜りながら、確実に一歩ずつ、これからの時代にふさわしい魅力あるまちづくりを進めてまいります。また、令和9年3月に粕屋町は町制施行70周年を迎えますので、来年度はさまざまな記念事業を検討しております。町民の皆さまとともに町への愛着と誇りをより一層深めていきたいと存じます。
世界保健機構(WHO)は、「肉体的、精神的、社会的にすべてが満たされた状態」をWell‐Being(ウェルビーイング)と表現し、人々の健康状態や幸福度の重要性を示しており、「物質的な豊かさ」から「実感できる豊かさ」への転換が注目されています。
しかしながら、国際情勢や社会経済状況は、ますます予測困難となり、長引く物価高騰は町民生活や地域経済に重くのしかかり、感染症など新たなリスクへの備えは、引き続き重要な課題として残されております。そのような中においても、公約に掲げる「子育てしやすいまちづくり」「住みやすいまちづくり」「誇れるまちづくり」「安心して生活できるまちづくり」を成し遂げるために取り組んでまいります。
結びに、本年が皆さまにとりまして、幸多き素晴らしい年となりますよう、ご祈念申し上げ、新年の挨拶といたします。

令和8年 新春
粕屋町長 箱田 彰

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新春を迎え、町民の皆さまに謹んで新年のお慶びを申し上げます。
旧年中は、粕屋町議会の活動に対し格別のご理解とご支援を賜りましたこと、心より厚く御礼申し上げます。
粕屋町は、福岡市に隣接し交通の利便性に優れた町として発展を続けてまいりました。しかし近年、人口構造の変化、価値観の多様化、急速なデジタル化など、地域を取り巻く環境は日々大きく変化しております。こうした時代の転換期においてこそ、議会は町民に最も近い「民主主義の砦」としての役割を果たさねばなりません。
粕屋町議会は、町政の監視機関としての厳正な審査に加え、町民とともに未来を描く「共創の議会」を目指してまいります。議会の使命は、単に政策を審議することにとどまらず、町民一人ひとりの声を起点として、新しいまちづくりの方向性を共に考え、共に形にしていくことにあります。
そのために、本年は次の三つの視点を柱として取り組みを進めてまいります。
第一に、「開かれた議会」から「響き合う議会」への進化。
情報公開の充実や議会広報の刷新に加え、町民の皆さまと直接対話する機会を積極的に設け、議会の意思決定過程を透明で分かりやすいものにいたします。議会は皆さまの声が最初に届く場所であり、また最も真摯に受け止める場所でなければなりません。
第二に、「持続可能なまちづくり」に向けた確かな決断。
子育て・教育・福祉・環境・防災など、生活の基盤を支える分野への的確な投資と改革を通じ、将来世代に責任を果たしてまいります。限られた財源をどう活かし、どのように地域の力を伸ばしていくか。議会はその方針を町民と共に議論し、知恵を結集してまいります。
第三に、「共創社会」による粕屋町の未来づくり。
まちづくりの主役は行政でも議会でもなく、「町民の皆さま」です。自治会や学校、企業、NPOなど、多様な主体が互いの力を尊重し合い、共に課題を解決し、共に地域の魅力を高めていく。それがこれからの粕屋町の姿であると考えます。議会は、その連携と対話の架け橋としての責務を果たしてまいります。
私は議長として、町民の皆さまと心を通わせながら、「信頼される議会」「共に創る議会」「未来を拓く議会」の実現を誓います。そして、町民の幸福と地域の誇りを守り育てることこそが、地方議会の最も崇高な使命であると確信しております。
結びに、本年が皆さまにとりまして健やかで希望に満ちた一年となり、粕屋町がさらに笑顔と活力にあふれるまちとして輝き続けますことを心よりご祈念申し上げ、新春の挨拶といたします。

令和8年 新春
粕屋町議会 議長 末若 憲治