- 発行日 :
- 自治体名 : 福岡県芦屋町
- 広報紙名 : 広報あしや 令和7年7月号
■暑い季節は始まっています熱中症を予防しよう!
令和6年度(5月~9月)に熱中症で救急搬送された人数は全国で9万人以上。福岡県でも4,500人以上救急搬送されており、年々その人数は増えています。
熱中症を正しく理解し、熱中症対策をしましょう!
◆熱中症とは
熱中症とは、体温が上がり、体内の水分や塩分のバランスが崩れて、体温の調節機能が働かなくなり、めまいやけいれん、頭痛などのさまざまな症状を起こす病気のことです。
◆症状によって重症度が次の4つに分けられ、対応処置もかわります
◆熱中症を起こす条件
個人の耐性や体調に応じて、適切に予防していくことが大切です。
○環境
・気温や湿度が高い
・急に暑くなった
・風が弱く、日差しが強い
・締め切った室内
・車内
・エアコンがない部屋
○体
・体調不良(風邪、二日酔い、ストレス、栄養不良、睡眠不足など)
・高齢者(熱中症を起こす約60%近くが高齢者)
・持病
・乳幼児
・暑さに慣れていない
・肥満
○行動
・激しい運動や労働
・慣れない運動
・暑い場所での作業
・水分補給の不足
■熱中症警戒(ねっちゅうしょうけいかい)アラート発表時は特に注意
熱中症の危険性が髙くなると予想される日の前日の夕方、また当日の早朝に、ラジオ、SNSなどを通じて対象都道府県に発表されます。熱中症アラート発表時は予防と対策を徹底しましょう。
◆予防と対策
「水分補給」と「暑さを避ける」!これに限ります。
○水分補給
・のどが渇いたと感じる前に、こまめに水分を取る(1日1.2ℓが目安)運動や入浴の前後、起床時、寝る前、出かける前など
・たくさん汗をかいたときは、スポーツドリンクや塩あめなどで塩分も補給する
※水分や塩分に制限のある人は、主治医の指示に従いましょう。
○暑さを避ける
・外出時は帽子や日傘を利用する
・熱のこもらない、涼しい服装をする
・日差しの強い時間帯の外出を避ける※午前10時~午後2時
・日影を選んで歩く
・適宜休憩する、無理をしない
・屋内では積極的にエアコンなど空調を利用する(室温が28度を超えないようにする)
・公民館など冷房のある公共施設で休憩する(クーリングシェルター)
・部屋の温度をこまめに測るようにする
○日ごろの体調管理
・バランスの良い食事、適度な運動、十分な睡眠を心がける
・汗をかく習慣をつける
■知っていますか?夜間熱中症
実は夏の熱中症の約4割は夜間に発生しており、熱中症で亡くなる人の3割以上が夜間に死亡しています。
夜は初期症状を自覚できなかったり、脱水状態になりやすいため、昼間と同様に注意が必要です。
◆夜間熱中症への対策
(1)適切な温度・湿度の調整
・人が快適に眠るには、温度26度以下、湿度50~60%の環境がいいと言われています。
・夜間に熱中症で亡くなる人のほとんどがエアコンをつけていません。
・特に高齢者は暑さを感じにくくなっていることが多いため、室内に温度計などを置いて温度を確認することが大切です。
・エアコンはタイマーを使用せずに朝までつけたままにしましょう。
(2)入眠前、起床時の水分補給
・寝ている間にコップ1杯以上の汗をかきます。入眠前・起床後には水分補給をしましょう。
問合せ:健康づくり係
【電話】223-3533