- 発行日 :
- 自治体名 : 福岡県大刀洗町
- 広報紙名 : 広報たちあらい 令和8年1月号
■私たちの食を支える「農業」
土地の約6割を農地で占める大刀洗町では、米・麦・大豆をはじめ、レタスやほうれん草などの葉物野菜などを中心に多彩な農作物が生産されています。
令和6年度住民協議会「大刀洗町の農業の未来」で議論された中で、「町の農産物を町内外の人にもっと知ってもらい、誰もが農業を身近に感じられる環境づくりを考えていく必要がある」と意見が出ました。私たちの暮らしに身近な「農業」を、「自分ごと」として、町の農業のためにできることを考えなければなりません。
今回は、町の農業の現状や支援内容の紹介をはじめ、変化する農業環境のなかで、町の農業者として活躍している2人の方に、農業への想いをお聞きしました。
■農業の現状・課題
町の農業者の数は、平成17年1,064人をピークに年々減少し、令和2年度では647人に減少と、約4割ほど減少しています。農業に従事する年齢は、60歳~69歳が202人で最も多く、次いで70歳~79歳が182人となっています。
今後さらに、農業の担い手が不足すると、農地の維持・水路・農道などの地域保全が難しくなり、町の農業の衰退につながってしまいます。
町の農業を絶やさないためには、農業の担い手へのサポートや、農業経営を継承する農家の育成が必要となっていきます。

■農業を始めるための支援
「農業を始めたい」と思ったら、就農相談や情報収集から始めましょう。
町では、県や農業協同組合などと連携して、農業を始めるために相談をお聞きしたり、補助金の交付などを通じて、就農のサポートをしています。まずは、お気軽に農政課へご相談ください。

■町の農業者にインタビュー
◇作っている品目
米・麦・大豆
農事組合法人アグリ高橋代表 棚町 利美さん
Q経営について
集落営農組織として活動ののち、平成31年1月27日に「農事組合法人アグリ高橋」を設立しました。現在、組合員は34人で、約90ヘクタールの経営面積があります。
Qやりがいを感じることは何ですか?
地域農業の一翼を担っていることです。1年を通して、生産物が出荷できることもやりがいの1つです。
Q農業を経営する中で、工夫していることは何ですか?
組織の役割分担を、総務経理部・営農生産部・機械施設オペレーター部の3部制にしていることです。役割を分担することで、個々が責任を持ち、効率的に作業や業務ができるようになります。
Q今後の展望について教えてください。
現在の経営面積を維持しながら、法人の経営の体制を整えていきたいです。また、後継者を確保しながら、組織経営を継承していく方法を考えていきたいです。
◇作っている品目
・サニーレタス
・グリーンリーフ
・とうもろこし
・ナス・おくら
古賀 久敏さん
Q経営について
5年ほど父のもとで農業を手伝い、経営や農作業について学びました。令和元年に父から経営を引き継ぎ、現在は、効率的に農作業をするために、機械導入や経営面積の拡大に力を入れています。
Q農業を経営する中で、工夫していることは何ですか?
親から学んだ農業経営の仕方や作業方法を応用しながら、経営の仕方や効率的な作業方法を考え経営することです。
Q農業を営むうえで大切なことは何ですか?
「人と関わること」と「今すべきこと」を実行することです。また、将来を見据えて、自分の農業経営に関して考えたり、実習生の雇用や作業効率を上げる方法を先輩農家に尋ねたりして、自分にあった経営の仕方を見つけていくことです。
Q今後の展望について教えてください。
面積規模を拡大しながら、農業用の機械設備の取得や作業効率の向上に力を入れていきたいです。
問合せ:農政課農業振興係
【電話】77-6201
