くらし 自分ごととして考え、対策しようー進化する詐欺の手口ー

次から次に新たな手口を使い、全国で被害が多発している「詐欺」。
令和6年12月号の広報たちあらいでも紹介したように、小郡警察署管内でも不審な電話やSNSを悪用した詐欺、ロマンス詐欺などの被害が発生しています。
前回に引き続き今回も、代表的な詐欺の手口や被害防止対策などをご紹介します。

■進化する詐欺の手口
犯人が電話などで対面することなく、不特定多数の者から現金などをだまし取る「特殊詐欺」やSNSを悪用した巧妙な「SNS型詐欺」など、次々と手口は進化し続けています。

《代表的な詐欺の手口》
◇キャッシュカード詐欺
警察官や銀行員などを名乗り「キャッシュカードが不正に利用されているので使えないようにする」などと言い、キャッシュカードを盗み取る手口です。

◇投資詐欺
インターネット上に著名人の名前・写真を悪用した嘘の投資広告を出したり、「必ずもうかる投資方法を教えます」などとメッセージを送るなどして、SNSに誘導し、やりとりを重ねて、金銭等を振り込ませる手口です。

◇オレオレ詐欺
親族などを名乗り、仕事のミスや自動車の事故などの理由で「お金が必要だ」と言い、現金をだまし取る手口です。

◇ロマンス詐欺
SNSやマッチングアプリなどを通じて出会った方に、実際に直接会うことなくやりとりを続けることで恋愛感情や親近感を抱かせ金銭等をだまし取る手口です。

■相談することや当事者意識を持つことが大切
高齢の方だけでなく、SNS型投資やロマンス詐欺などで若い方にも被害が広がっています。これらの詐欺から被害を防ぐには、手口や対策を知ることはもちろん、「自分も被害に遭うかもしれない」という当事者意識を持つことが大切です。
また、「詐欺かもしれない」と感じた場合は、焦って判断したり行動したりせず、家族や友人、警察に相談してください。
福岡県警察では、詐欺被害拡大防止のための啓発動画を配信しています。また、小郡警察署では実際に起きたニセ電話詐欺の電話でのやりとりを公開していますので、詐欺被害から自身を守るためにも、ぜひご覧ください。

小郡警察署提供(令和6年4月～令和7年3月末時点)

問合せ：
・小郡警察署生活安全課【電話】73-0110
・地域振興課協働推進係【電話】77-0173