- 発行日 :
- 自治体名 : 福岡県香春町
- 広報紙名 : 広報かわら 令和7年8月号
■80人が職場体験 思永館8年生
香春思永館の8年生約80人が7月2、3日、町内約30の事業所で職場体験をしました。将来の仕事を考えるきっかけにと、毎年実施。今年は小売店や建設会社などの受け入れ先へ、数人ずつに分かれて〝出勤〟しました。
ラーメン店「くまちゃんらぁめん」(採銅所)で接客した大森由奈(おおもりゆな)さんと本田梨乃彩(ほんだりのあ)さんは「『いらっしゃいませ』とお客さんを迎えたり、注文を取ったりするのが楽しかった」と笑顔を見せました。
「さん愛デイサービス」(香春)で機能訓練の介助などをした岩丸奈生(いわまるなのは)さんは「通所者さんとコミュニケーションがとれてよかった。将来は介護関係の仕事に就きたいです」とやりがいを感じた様子でした。
▽町役場では9人が奮闘
町役場へ体験に訪れたのは9人。このうち河野碧咲(こうのみさき)さんと田尻陽菜(たじりひな)さんは、まちづくり課に配属。広報紙の取材にも挑戦し、職場体験を実施中の3事業所を訪問して写真を撮ったり、生徒や運営者に話を聞いたりしました。
河野さんは「取材は緊張しましたが、いろいろな職場を訪ねたりカメラで撮ったりできてよかったです」、田尻さんは「職員や仕事を知ることができ、役場で働くのもよさそうだなと感じました」と話していました。
■鶴岡八幡神社で茅の輪づくり 田川高・思永館
鶴岡八幡神社(中津原)の「夏越(なごし)祭」を前に6月28日、町内にある県立田川高校と香春思永館の生徒たちが、神事の準備や一帯の清掃を行いました。初の取り組みで、強い日差しを受けながら約6時間の作業にあたりました。
両校はボランティア活動に熱心に取り組んでおり、同神社が「高齢化で神事を行うのが大変」という声を聞き、今年の協力先に選んだそうです。両校の計約30人が体操服姿で参加し、茅(かや)や葦(あし)を束ねて神事に使う茅輪(ちのわ)をつくったり、周辺のごみを拾ったりしました。
田川高1年の四本桜(よつもとさくら)さんは「茅は切る時、結構かたかった。茅の輪くぐりには家族で必ず参加します」と笑顔。神社総代会の井上百喜一(いのうえゆきかず)会長は「本当に助かりました」と感謝していました。