- 発行日 :
- 自治体名 : 福岡県添田町
- 広報紙名 : 広報そえだ 令和7年4月号
昨年度で小中学校の校舎新築工事が完了したことから、前年度比17億4332万円の減額となった令和7年度当初予算。「みんなでまちづくり」を合言葉に「いつまでも健康で住み続けられる・住みたくなるまち」を目指し、一般会計87億7212万円・特別会計16億3268万円、予算総額104億480万円の令和7年度まちづくりが始まります。
■一般会計歳入(前年度比▲16.6%)
歳入は、皆さんから納めていただいた税金や使用料・手数料などによる自主財源が全体の20.8%、国や県の基準に基づき交付されたり割り当てられたりする依存財源が79.2%と本年度も財源の多くを依存財源が占める財政構造となりました。依存財源のうち、国などに事業費を借り入れる町債については、小中学校の校舎新築工事が完了したことに伴い前年度比54.3%、17億7881万円大幅に減額し、14億9640万円となりました。
事業実施の財源として根幹をなし、自主財源の核となる町税は前年度比436万円の増額となりました。個人住民税は納税義務者の減少により減額となりましたが、固定資産税のうち、償却資産で法人設備投資の増加を見込み、約1012万円の増額となったことが主な増額要因です。
■一般会計歳出(前年度比▲16.6%)
歳出は地域の活性化を目的に、歓遊舎ひこさんのロビーにカフェ機能を備えたビジターセンターの設置や国指定重要文化財中島家住宅の庭園整備を行い、にぎわい創出に繋げます。
津野・英彦山地区などで実施している移動販売事業も拡充し、山間地域の買い物弱者支援と併せて、介護予防教室を継続して行い高齢者の健康づくりの増進を図り、子育て支援の充実のため、放課後児童クラブ施設の建設工事や物価高騰対策として学校給食費の無償化を行います。
持続可能な社会の実現に向けて、リノベーション支援事業や若者定住促進新築支援事業などを継続して行います。また、道路などの公共インフラの整備も計画的に行い、「住み続けられる・住みたくなるまち」づくりに向け、取り組みます。
◆用語の説明
○歳入
・町税…町民税、固定資産税、たばこ税、軽自動車税など、皆さんに納めていただく税金
・地方交付税…市町村の財力に応じて国から交付されるお金
・国庫支出金…市町村が行う特定の事業に対して、国から交付されるお金
・県支出金…市町村が行う事業に対して県から交付されるお金で、通常は使途が特定されます
・町債…町の借入金で償還が2年以上にわたるもの
○歳出
・議会費…議会運営の経費
・総務費…行政全般の事務などに関する経費
・民生費…障害者や高齢者に対する福祉や子育て支援などの経費
・衛生費…環境保全や健康づくりの支援などの経費
・農林業費…農業や林業の振興のための経費
・商工費…商工業や観光の振興のための経費
・土木費…道路や河川の整備、町営住宅建設などの経費
・消防費…消防活動や災害対策などの経費
・教育費…学校教育や生涯学習の充実、文化・スポーツなどの経費
・公債費…過去の町債を返還するための経費
◆一般会計当初予算 過去5年間の推移
◆借入金の状況
○年度末借入金(地方債)残高
一般会計
令和4年度決算額 約63億9,267万円
令和5年度決算額 約85億1,770万円
令和6年度見込額 約112億2,817万円
令和7 年度見込額 約119億5,356万円
令和7年度も6年度に続き朝日ヶ丘団地建替事業や添田町立小中学校校舎更新事業などさまざまな事業の財源を確保するため、借り入れを予定しています。令和7年度末残高は、令和6年度見込額と比較し、増額となる見込みです。
■特別会計
特別会計は、一般の歳入歳出予算と区別して行われる、予算の使用用途が限定された会計です。
問合せ:役場財政課
【電話】82-0350