- 発行日 :
- 自治体名 : 福岡県赤村
- 広報紙名 : 広報あか 2026年1月号 VOL.837
▼多文化共生の時代を生きる「グローバル人財」育成へ
赤村と日本航空株式会社との包括連携協定事業「人財育成」プログラム。令和4年以降、子どもたちに多様な学びを提供する試みとして、JALグループの社員を講師に招いた特別授業を毎年学校で開催しています。
今回は赤小学生4〜6年生を対象に、異文化の習慣や価値観を理解することの大切さや、相手を受け入れる心を育んでもらうための「JAL異文化ふれあい教室」が行われました。
▼JALのCAが登壇
講師を務めたのは地域の活性化活動に取り組む客室乗務員(CA)のTAY(テイ)ERENA(エレナ)さん(JALふるさとアンバサダーGLOBAL)と吉田瑞穂(よしだみずほ)さん(JALふるさとアンバサダー)です。2人はお客様の安全確保や機内サービスの提供など、CAのお仕事を児童たちに紹介しました。航空機内の案内アナウンスの実践も行われ、日本語アナウンスを吉田さんが、英語アナウンスをエレナさんが再現。児童たちも後に続いて声に出し練習しました。
▼シンガポールの生活学ぶ
シンガポール出身のエレナさんは母国の人口や面積、国旗の意味などをクイズを交えながら説明。自身が撮影した観光名所のマーライオン像や名物のカニ料理「チリクラブ」の写真などを電子黒板に投影したり、「コンビニが少ない」「ガムを持ち込んだら罰金最大100万円」といった日本との文化の違いを紹介したりと、暮らしぶりを紹介しました。
小学校低学年でも多くの宿題が出されることや、学校には食堂があり、昼食時は各自が好きなものを注文していることなど、身近な話題に児童たちは興味深そうに耳を傾けていました。
▼多様な価値観の理解へ
中華系・マレー系・インド系など、さまざまな民族や宗教が共存しているシンガポール。エレナさんは互いの文化を尊重しあう教育が根付いている点も説明しました。幼少期から民族ごとの母語を学んでいることや、信仰する宗教に合わせた祝日がそれぞれ設けられていることなど、シンガポールで息づく多文化共生の価値観を紹介。「いつか飛行機で遊びに来てくださいね」と児童たちに呼びかけました。
児童からは「色々な民族がいて、過ごしかたが違うことを学んだ」「流行(はや)っているものが日本と似ていた」など、習慣の違いや共通点に目を向けた感想が寄せられました。
▼住民のための「おもてなし」・「チームビルディング」とは
赤村役場では日本航空株式会社との包括連携協定締結(令和4年)後、さらなる住民サービスの向上に向けた職員研修が毎年実施されています。11月12日には採用から10年〜15年が経過した中堅職員を対象とした研修「JALおもてなし講座」が行われ、16人が参加しました。
講師を務めたのは日本航空・福岡空港支店で勤務する松尾莉穂(まつおりほ)さんと豊田愛菜(とよたあいな)さんです。接遇において大切な「表情」「身だしなみ」「挨拶」「立ち居振る舞い」「言葉遣い」の「おもてなし五原則」を解説しながら、正しいお辞儀のしかたをレクチャー。グループワークを適宜行いながら、職員たちは「おもてなし」の基本を学びました。
またチームワークを向上させて働きやすい職場づくりを目指す「チームビルディング」に関する講義も行われました。円滑なコミュニケーションが小さなミスを防ぐという視点から、JALグループが日ごろから取り組んでいる実例を講師が紹介。
報告・相談がしやすく、同じ目標に向かってチームで協力・連携できる環境づくりの大切さや、課や係の中で中堅職員である自分ができることは何かなど、職員たちは考えを深めていました。
◇児童たちの声参加した4~6年生60人に聞きました
▽CAや飛行機の仕事をしてみたいと思ったか
58%が航空業界に興味

▽講義は楽しかったか
91%に好評

