くらし 身近な危険生物を学ぶ!

■お庭作業で!
◇ヤケドムシ
対策…素手で触ったり、つぶしたりしない。
処置法…触れてしまった時はこすらずに流水で洗い流す。我慢できないほどの痛みやかゆみが発生した場合は、皮膚科を受診する。

◇ムカデ
対策…室内への侵入経路を塞ぐ。エサとなるゴキブリを発生させない。
処置法…流水で洗い流し、お湯で10分ほど温める。市販薬の使用または医療機関を受診する。

◇イラガ
対策…自ら攻撃することは無いため、幼虫に触れないようにする。
処置法…アロエの葉が有効であるが痛みが発生した場合は、皮膚科を受診する。

■山でのレジャーやスポーツで!
◇マムシ
対策…長袖、長ズボン、長靴を着用し、毒吸引機を持参する。
処置法…マムシの毒を自分で治療することはできないので、すぐに医療機関を受診する。出血がある場合は清潔な布やガーゼで軽く圧迫して止血する。ただし、強く押しすぎないようにする。焦って走ったりすると心拍数が上がって毒のめぐりがかえって早くなり、危険である。

◇マダニ
対策…草むらや藪などに入る場合には、長袖、長ズボン、足を完全に覆う靴帽子、手袋を着用し、首にタオルを巻く等、肌の露出を少なくする。
処置法…皮膚に付いていることに気づいた場合、無理に引き抜こうとすると、口器が皮膚に残り、化膿する恐れがあるため医療機関を受診する。

◇スズメバチ
対策…遭遇した時は刺激せず静かに立ち去る。怒らせた場合は、動かずじっとする。
処置法…毒を絞り出す。流水で洗い流し病院に行く。

■海中や海岸で!
◇クラゲ
対策…クラゲ対策用の日焼け止めを塗る。長袖を着用する。
処置法…触手が残っていたら抜き、海水で洗い流す。腫れてない場合は40度以上のお湯で温め、腫れた場合は冷やして皮膚科を受診。

◇ヒョウモンダコ
対策…見慣れないタコを見ても触らないようにする。
処置法…患部を水で洗い流しながら毒をできるだけ絞り出す。呼吸不全になることが多いので人工呼吸で呼吸を確保しながら病院へ搬送する。

◇ガンガゼ
対策…むやみに海底や岩場に足をつけない。サンゴ礁や岩場の下など見えない場所にいることもあるので、不用意に手や足を突っ込むのも危険。
処置法…できる限り棘を除去,海水で患部を洗い流しオキシドールで消毒して病院を受診する。