- 発行日 :
- 自治体名 : 福岡県築上町
- 広報紙名 : 広報ちくじょう 2025年10月号(251号)
築上町長 新川 久三
暑さ寒さも彼岸までの言葉のとおり、10月になり幾分かはしのぎやすい季節になってきました。
■新嘗祭(にいなめさい)献上の米・粟の収穫
9月6日に、献穀田である今津地区の圃(ほ)場で、実った稲と粟の収穫を祝う「抜穂祭(ぬいぼさい)」が執り行われました。築上町良質米生産支援協議会主催で、八津田正八幡神社の上田豊秋宮司の主宰のもと、田長、耕作者、早乙女の皆さんが、稲刈りと粟の穂刈を行いました。
今後は、農事組合法人今津の里の皆さんが、献上作物の精米・精粟を行い10月下旬には皇居と明治神宮に献納することになっています。
この度、築上町にとって貴重な体験が出来たことを大切に次の世代に伝えていただきたくお願いします。
■大相撲の築上町力士の概況
大相撲秋場所が東京の両国国技館で開催されました。築上町出身の東誠竜大輝(末大輝)さんが、7月の名古屋場所で4勝3敗と勝越し、秋場所は東幕下6枚目に躍進しました。福島県相馬合宿の稽古中に膝を怪我して出場が危ぶまれましたが出場となり、11月の九州場所は関取も夢ではない位置です。郷土からみんなで応援しましょう。
もう一人の築上町出身の力士、西御許健心(西田健心)さんは、7月場所では、幕下に位置していましたが、調子が悪く、秋場所は東3段目14枚目の位置まで番付を下げました。5月場所の結果5勝2敗で幕下に格付けされましたので5勝以上の勝ち星を期待しています。
この広報が各家庭に配布されるときは、いい結果が出ていることを期待しています。頑張ってください。
■新発見 藏内次郎作銅像 一般公開
東洋のロダンとたたえられた彫刻家、朝倉文夫氏が制作した藏内次郎作胸像が発見され築上町に寄贈されました。
寄贈された胸像は、10月1日から旧藏内邸で一般公開されます。発見と一般公開を記念して10月26日には、旧藏内邸で特別講演会が開催されます。近代彫刻と庭園の専門家をお招きし、胸像発見の経緯や展示中の藏内氏胸像、炭鉱王の日本庭園などについてお話しいただきます。
旧藏内邸では、十三夜観月音楽会や企画展も予定されています。秋の旧藏内邸と様々な企画展をお楽しみください。
また、三子銅像広場整備事業の入札が終わりました。整備が始まり、3月末には公開の予定です。
■次期町長選挙について
すでに新聞掲載があったように定例記者会見で次期町長選挙には出馬しないことを表明しました。築上町選挙管理委員会は令和8年1月25日を、令和8年2月11日任期満了に伴う町長選挙の投票日と定めています。
立候補予定として数名の予定候補者が名乗りを上げていますが良き築上町を目指して頑張ってください。
11月以降は、この20年間を振り返り「町長室だより」の筆を執ります。
読書の秋、スポーツの秋、文化の秋です。町民の皆さまのご健勝をお祈り申し上げます。
