スポーツ あんひとこんひとNo.262

SAGA久光スプリングスヘッドコーチ
中田 久美さん
[なかだ くみ]1965年9月3日生まれ。東京都出身。現役時代は史上最年少の15歳1カ月で全日本代表に選出され、ロサンゼルス五輪で銅メダルを獲得。13年間にわたり全日本チームの司令塔として活躍。2012年に久光製薬スプリングスの監督に就任すると、女子バレー初となる5冠を達成。2017年に日本代表女子バレーボールの監督に就任し、2020東京五輪でも指揮を執る。2025年、9年ぶりにSAGA久光スプリングスのヘッドコーチに就任。

9年ぶりにSAGA久光スプリングスに復帰した中田久美ヘッドコーチに、チームへの思いやチーム作り、地域とのつながりについて伺いました。

■〜復帰・チームへの想い〜
〇9年ぶりのSAGA久光スプリングスの指揮となりますが、再びチームを率いることになったお気持ちはいかがですか?
再びSAGA久光スプリングスの指揮を執ることになり、身の引き締まる思いと同時に、深いご縁を感じています。このチームで再び戦えることは、私にとって大きな喜びであり、同時に責任の重さも改めて実感しています。かつての経験を糧に、今の時代にふさわしい形でチームを進化させていきたいと考えています。

〇久しぶりに現場に戻られて、チームや選手たちにどんな印象を持たれましたか?
久しぶりに現場に戻り、まず感じたのは、選手たち一人ひとりの『主体性』と『向上心』の高さです。若い選手も多く、チーム全体に新しいエネルギーが満ちています。
その一方で、スプリングスらしい『品格』と『誠実さ』がしっかりと受け継がれていることにも、深い感銘を受けました。伝統と革新が共存するチームとして、これからの成長がとても楽しみです。

■〜チーム作り・指導方針〜
〇今シーズンのSAGA久光スプリングスは、どんなチームを目指していきたいとお考えですか?
今シーズンは『品格と強さ』を軸に、全員で進化し続けるチームを目指しています。勝つための技術や戦術だけでなく、チームとしての在り方を磨くことを大切にしています。それぞれが自分の役割に誇りを持ち、仲間を信じ、支え合えるチームでありたいと思っています。

〇日々の練習や試合の中で、特に大事にしていることは何ですか?
日々の練習や試合の中で最も大切にしていることは『考えること』と『挑戦し続ける姿勢』です。
ミスを恐れず、状況を自ら判断し、行動に移すこと。指導者が答えを与えるのではなく、選手自身が考える力を育むことが、最終的なチームの強さにつながると感じています。

■〜鳥栖市での活動・地域とのつながり〜
〇鳥栖市を拠点に活動されている中で、地域やファンの皆さんの存在をどのように感じていますか?
鳥栖市の皆さん、そしてファンの皆さんの存在は、チームにとってかけがえのない力です。会場での温かい声援や、日々の応援の言葉に、選手たちは大きな勇気をもらっています。地域の方々に支えられながら戦えることが、私たちSAGA久光スプリングスの誇りであり、原動力です。

〇地域の皆さんやこどもたちに、バレーボールを通してどんなことを伝えたいですか?
バレーボールを通して伝えたいのは『挑戦することの素晴らしさ』と『仲間と支え合う力』です。結果だけでなく、努力の過程や、仲間と共に乗り越える時間にこそ、成長の喜びがあります。こどもたちには、自分を信じ、あきらめずに挑戦を続ける気持ちを大切にしてほしいと思っています。そして、地域の皆さんと共に、スポーツを通じて笑顔や勇気を分かち合える存在でありたいです。

〇チームのファンや鳥栖市民の皆さんへ、今シーズンに向けたメッセージをお願いします
いつも温かいご声援をいただき、心より感謝申し上げます。SAGA久光スプリングスは、皆さまの支えがあってこそ、前へ進み続けることができるチームです。今シーズンも、一人ひとりが自分の役割に誇りを持ち、全員で進化し続ける姿をお見せしたいと思います。試合会場で響く声援は、選手たちにとって何よりの力です。鳥栖のまちとともに、地域の誇りとなれるチームを目指し、これからも〝品格ある強さ〞を追い求めてまいります。その挑戦の先に、皆さまと分かち合える喜びがあることを信じて――。
今シーズンもどうぞ、変わらぬご支援をよろしくお願いいたします。