- 発行日 :
- 自治体名 : 佐賀県鳥栖市
- 広報紙名 : 市報とす 令和7年6月号
産業革命以降、石油などの大量消費によって温室効果ガスが増え、地球温暖化が急速に進んでいます。そのため、世界では2015年(平成27年)にパリ協定が採択され『世界の平均気温上昇を産業革命以前と比べて2度より十分低く保ち、1.5度以内に抑える努力をする』という世界共通の長期目標が掲げられました。また、2020年(令和2年)10月、日本政府は2050年までに温室効果ガスの排出を全体としてゼロにする『カーボンニュートラル(ゼロカーボン)』を目指すことを宣言しました。2023年(令和5年)12月、鳥栖市も『鳥栖市ゼロカーボンシティ宣言』を宣明し、2050年までにゼロカーボンを目指すという目標を掲げています。
■ゼロカーボンって知ってる?
ゼロカーボンとは、二酸化炭素(CO2)をはじめとする温室効果ガスの『排出量』から、森林などによる『吸収量』を差し引いて、合計を実質的にゼロにすることです。
ゼロカーボンシティの実現は行政、事業者、市民の皆さんが、それぞれの立場でゼロカーボンに向け取り組みを行うことが大切です。みんなで協力して二酸化炭素を減らし、ゼロカーボンを目指しましょう!
市は、鳥栖市ゼロカーボンを共に目指す事業所の皆さまを、令和6年10月29日に『鳥栖市ゼロカーボン推進パートナー』として認定。ゼロカーボンを目指した取り組みを進めています。鳥栖市ゼロカーボン推進パートナーは随時募集しています。詳しくは、市ホームページをご覧ください。
◇鳥栖市ゼロカーボン推進パートナーの認定事業所
※令和7年3月31日時点、18社(認定番号順)
テックエンジニアリング株式会社/森永デザート株式会社/鳥栖キユーピー株式会社/ヤマト運輸株式会社佐賀主管支店/株式会社マツコー/久光製薬株式会社/鳥栖ガス株式会社/株式会社サガン・ドリームス/九州セキスイハイム工業株式会社/三菱地所・サイモン株式会社鳥栖プレミアム・アウトレット/有限会社鳥栖環境開発綜合センター/株式会社ブリヂストン鳥栖工場/コカ・コーラボトラーズジャパン株式会社鳥栖工場/九州電力株式会社佐賀支店営業部鳥栖営業センター/増田石油株式会社佐賀営業所/SAGA久光スプリングス株式会社/行政システム九州株式会社/日本郵便株式会社鳥栖郵便局
■私たちも今日からできる!ゼロカーボン
●食品ロスを減らそう
◇すぐ食べるなら『てまえどり』
すぐ食べるものは積極的に棚の手前から取ることで、期限切れによる食品廃棄を減らしましょう。
◇『3010』運動
宴会や会食で『最初の30分』と『最後の10分』は料理を楽しむことで、食べ残しを減らしましょう。
◇日本の食品ロスの現状
日本の年間の食品ロス量(令和4年度推計値) 約472万トン
例えると…国民一人一人が毎日おにぎり1個分のご飯を捨てる(1個約103g)
●環境保全活動に参加しよう
◇スポGOMI
1チーム3~5人で、制限時間内に決められたエリア内でごみを拾い、集めたごみをポイント化してポイント獲得数を競います。
◇LEADS TO THE OCEAN 海につづくプロジェクト
市は、サガン鳥栖、佐賀県と連携し、NPO法人海さくらと日本財団が中心となり実施する本活動に参加。サガン鳥栖のホームゲーム開催時に、環境にやさしいごみ袋やサガンブルーのトングを利用してごみ拾いを行います。
●エネルギーを節約しよう
・宅配サービスを1回で受け取る(宅配ボックス・置き配バッグの活用)
・LEDライトへの切り替え
・節電や節水を心掛ける
・クールビズ・ウォームビズに取り組む
●エコな交通手段に切り替えよう
◇エコ通勤
徒歩・自転車・公共交通機関の利用
※佐賀県公式ウォーキングアプリ『SAGATOCO』を活用してみましょう!
◇エコドライブ
ふんわりアクセルを踏む『eスタート』やアイドリングストップを習慣にするなど、燃料消費量やCO2排出量を削減することを意識した運転。地球温暖化防止だけでなく、交通事故の削減にもつながります
●家庭ごみを減らそう
ごみを減らすことで、ごみを燃やすときに出るCO2を減らすことができます。
・脱プラの取り組み(使い捨てプラスチックの使用を減らす、マイバッグやマイボトルを使うなど)
・ごみの分別処理
・生ごみ処理機の活用(購入費用の補助もあります※20ページ参照)
問い合わせ:環境課
【電話】0942-85-3557
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