- 発行日 :
- 自治体名 : 佐賀県伊万里市
- 広報紙名 : 広報伊万里 令和7年10月号
小学校6年生と中学校3年生を対象に、国語、算数・数学、理科の学力調査と学習意欲や生活のことなどを調査する、全国学力・学習状況調査がありました。
調査結果については各学校で分析し、課題を明らかにして具体的な対策を考え、授業の改善や家庭学習をはじめとする基本的な生活習慣の定着につなげます。
1学力調査(正答率)
◆小学校(第6学年)

▽良好だった項目
国語:『言語の特徴や使い方に関する事項』
算数:『図形・測定』
理科:『エネルギーを柱とする領域』
▽課題がある項目
国語:『書くこと』『読むこと』
算数:『変化と関係』『データの活用』
理科:『生命を柱とする領域』
◆中学校(第3学年)

▽良好だった項目
国語:『書くこと』『話すこと・聞くこと』
数学:『データの活用』
理科:『実験器具の操作など』『大地の変化』
▽課題がある項目
国語:『言葉の特徴や使い方』『読むこと』
数学:『数と式』『図形』『関数』
理科:『考察(音の性質)』
※IRTとは、国際的な学力調査に用いられるテスト理論で、500を基準としています。
2質問紙(生活・意識)調査
◆小学校(第6学年)
▽全国・県との比較で良好だった項目
・いじめはどんな理由があってもいけないことだと思いますか

▽全国・県との比較で課題がある項目
・PC、タブレットなどICT機器を使って情報を整理することができる

・家庭学習(塾などを含む)での勉強時間【平日】

◆中学校(第3学年)
▽全国・県との比較で良好だった項目
・分からないことがあったときに、自分で学び方を考え、工夫することができていますか

▽全国・県との比較で課題がある項目
・PC、タブレットなどICT機器を使って情報を整理することができる

・家庭学習(塾などを含む)での勉強時間【平日】

※無回答などにより、割合の計が100%にならないものがあります。
※【★】…『あてはまる』は『あてはまる』と『どちらかといえばあてはまる』をあわせた数値
■学校・家庭・地域の役割
伊万里で育つ子どもたちが、道徳教育などの充実を通して、いじめや差別を許さない心をもち続け、さまざまな困難も、自分で創意工夫して解決する力を高めていることがわかります。
さらに高めるために、学校・地域・家庭の役割が大切です。
▽学校
各学校で結果を分析し、主体的に学習に取り組むための方策を全職員で議論し、研修を行い、授業を
改善していく必要があります。特に1人1台端末を活用した授業展開も大切です。
▽家庭
『早寝・早起き・朝ごはん』の習慣づくりや『うちどく(家読)』の継続実施など、家族のコミュニケー
ションをより一層図っていくことが大切です。家族でふれあう時間を多くもつことで、将来の夢や目標、自己
実現のためのビジョンをもてるようになり、家庭学習の充実につながります。
▽学校と地域との連携
コミュニティ・スクールなどを通じて、さまざまな人たちとの交流を深めることで、子ども
たちが「人の役に立っている」「貢献している」と実感できる機会を増やし、自己有用感を高めていく必要があります。
問合先:学校教育課学校教育係
【電話】23-3185
